物語共創プロジェクト「Novel Colony」がスタート
物語の創作プロセスを新しい形で体験できるプロジェクト「Novel Colony」が、ついに始動しました。このプロジェクトは、著名小説家長城王太郎氏が書き下ろした物語の冒頭から、参加者全員で物語を共創する試みです。
「Novel Colony」の特徴
「Novel Colony」の最大の特徴は、リレー小説とオーディションという二つの手法を組み合わせた「群体的」創作です。参加者が物語を共に紡ぎあげ、議論を通して一つの「正史」を形成することを目指しています。
プロジェクトの流れ
1.
冒頭執筆(パート1):1人の作者が物語の冒頭部分を執筆します。
2.
続編執筆(パート2):複数の参加者がその冒頭に続く物語を執筆します。
3.
編集会議:参加者が集まり、「どの物語の続きを読みたいか」を議論し、その中から面白いものを選びます。
4.
投票:参加者からの投票によって唯一の「正統な続編」が選ばれます。このプロセスを繰り返し、物語は完結へと進みます。
舞城王太郎氏の作品公開
「Novel Colony」のために舞城王太郎氏が書いた冒頭は、以下の3作品です。これらの作品は、いずれも独自の味わいを持つ内容で、参加者はこれに続く物語を執筆します。
- 作品①「プレデタードミノ(仮)」
- 作品②「作家も踏むを畏れるところ(仮)」
- 作品③「鯉の嫁(仮)」
執筆者の募集
プロジェクトの一環として、11月30日に開かれる「第1回編集会議」にて、冒頭に続く物語を執筆してくれる方を募集しています。参加条件はなく、プロ・アマを問わず広く参加を受け付けています。執筆された作品はWeb上で公開され、その中から選ばれた物語は書籍化の可能性もあります。締切は11月24日です。
編集会議への参加
「第1回 Novel Colony 編集会議」は、栄えある物語の続きを選定するための議論が交わされる重要なイベントです。物語を執筆する人だけでなく、読者としても自由に参加できるこの会議は、聴講も可能で、参加は無料です。事前登録が必要ですので、登録を忘れずに!
100BANCHについて
本プロジェクトは、特定のテーマのもとに若者たちが新しい価値を創造する実験区域「100BANCH」にて展開されています。この場所は、参加者が様々な活動を行うためのコミュニティとして機能し、数々のプロジェクトが採択され支援を受けています。
結論
「Novel Colony」は、ただの物語創作ではなく、参加者同士の対話を通じて新しいエンターテイメント体験を生み出すことを目的としています。さぁ、あなたもこの共創の旅に参加してみませんか?