国内企業におけるSASE実態調査2025年版
SCSK株式会社は、2023年以来毎年実施している国内企業におけるSASE(Secure Access Service Edge)に関する実態調査の2025年版を発表しました。本調査は、SASEが本格的に普及する中で、企業が直面する課題やその解決策を明らかにすることを目的としています。今回の調査では、SASE主要製品の満足度に関する分析も新たに行われ、その詳細が注目されています。
1. 実態調査の背景
SCSKでは、SASEの主要ソリューションを紹介するオンラインセミナー「SCSK SASE Solution Summit(S4)」を2021年から開催しており、これまでに2,700名以上が参加しています。このセミナーを通じて得られたフィードバックから、SASEの認知度が現場の感覚に比べて高いという仮説が浮上しました。そこで、2023年より独自の調査を開始し、2024年度版でSASEの普及が進んでいることが確認されました。2025年度版では導入済み企業に対しての満足度調査も行い、深堀りした結果を提供しました。
2. 調査の概要
この調査は、アイティメディア株式会社の協力を得て、ネットワークおよびセキュリティ担当者798名を対象とし実施されました。主な調査項目は以下の通りです。
- - SASEに関する知識
- - SASEの導入状況
- - SASEの顧客満足度
2.1 SASEの認知度
調査結果によると、SASEに「よく知っている」と答えた企業は7.3%、さらに「ある程度知っている」という回答が32.2%でした。これらを合わせると、SASEの認知度は約40%となり、まだ半数以上の企業がSASEに対して知らないことが明らかになりました。とはいえ、2023年と比較してこれらの数値は8%の向上を見せており、認知度は上昇傾向にあります。
2.2 SASEの普及・導入率
次に、SASEの導入状況についての調査結果では、「すでに導入済み」とした企業は12%、「現在導入中」が4%、「導入計画中」が12.7%とのことです。この合計は16%となり、新しい技術が普及する際の指標であるキャズム理論に基づくイノベータとアーリーアダプターの合計値に達しています。これにより、SASE市場が本格的に普及期に入ったことが裏付けられました。
2.3 SASEの顧客満足度
今年はCatoクラウドを中心としたSASE主要ソリューションの満足度調査も実施されました。これまでにSASEを導入した企業に対して、「管理画面の操作性」「機能性」「コスト」「運用・保守」「技術情報・ナレッジ」の5項目を評価してもらいました。その結果、Catoクラウドは4項目で最も高い満足度を得ており、特に運用負荷の軽減やログ収集の手間を軽減する能力が評価されています。
3. 調査結果レポートのダウンロード
調査結果の詳細は、以下のリンクから無料でダウンロード可能です。
調査結果は、企業が抱えるネットワークやセキュリティ関連の課題解決に向けた重要なインサイトを提供してくれます。特に、SASEの導入を考える企業にとって、非常に参考になるデータが豊富に含まれています。これを活用することによって、今後のIT戦略の見直しや強化が期待されます。
4. SCSKグループの持続可能な取り組み
SCSKグループは、「夢ある未来を、共に創る」という経営理念のもと、サステナビリティ経営を進めています。社会が抱える課題を事業視点から評価し、持続的な成長を目指す取り組みとして、特に重要な7つのマテリアリティを設定し、ネットワーク・セキュリティの高度化に向けた支援を続けています。詳しくは、SCSKの公式ウェブサイトでご確認ください。