生成AIで変わる開発
2026-03-12 09:22:02

レガシーシステム開発の新時代を切り開く!生成AI活用の実践レポート

レガシーシステム開発の新時代を切り開く!生成AI活用の実践レポート



オーエムネットワーク株式会社が、生成AI「Claude Code」を用いてレガシーシステムの開発に挑んだ実績についてお伝えします。数十年の歴史を持つAS/400プラットフォームでのRPGプログラム開発が、生成AIの活用により大幅に効率化された実績は、多くの企業にとって興味深い取り組みです。

概要と背景


オーエムネットワークは新潟県新潟市に本社を置く企業で、基幹系システムの開発に20年以上の実績を持ちます。彼らは、長年続く「レガシーシステムを触れる人がいない」という問題を解決するため、最新の生成AI技術を導入しました。この技術の導入により、従来の4〜6日かかっていたRPGプログラムの開発が、わずか4時間で完了することができました。このように、生成AIを使ったアプローチが従来のやり方にどのように影響を与えるのかを考察します。

問題の深刻さ


AS/400(現IBM i)は1988年に誕生し、現在も多くの企業で基幹システムとして稼働しています。国内では約2万社がまだこのプラットフォームを利用しているとされ、RPGプログラムの開発は厳しい制約にさらされています。特に、RPG技術者の平均年齢が50歳を超え、若手の参入障壁が高くなっているため、知識の継承が急務となっています。

実践した開発の概要


オーエムネットワークでは、銀行マスター保守プログラムを開発することを決めました。このプログラムは3つのファイルから構成されており、700行に及ぶRPGプログラムが含まれています。開発プロセスは、以下の2段階で進められました。

第1段階


仕様書からの自動生成を行い、既存のRPGプログラムをもとに3つのプログラムファイルを約30分で生成しました。この際、命名規則やコメント形式も既存のスタイルを踏襲しています。

第2段階


環境適応とプログラムの最適化を約2〜3時間で実施。既存のプログラムに特有の課題に対処し、エラーメッセージと期待動作を明示することで修正が迅速に行えるようになりました。

効率の比較


従来の手法に比べ、生成AIを活用した開発では次のように大幅な効率化が図られました。
  • - 初期コーディングは2〜3日かかっていたのが約30分
  • - デバッグ・調整は1〜2日かかるところが2〜3時間
  • - ドキュメント作成も半日〜1日かかっていた作業を数分で完了

この結果、従来は4〜6日必要だった作業が約4時間で完了したのです。

技術的な課題と解決策


生成AIを活用する上での大きな課題は、古い環境特有の制約への対応です。これには、カラム位置制約や文字種チェックなどの難題があるものの、実績を上げるごとにAIが学習し改善していきました。

ビジネスへの影響


オーエムネットワークの取り組みは、中小企業にとって非常に価値のあるものです。高額な外部委託に依存せず、内製化が進むことにより、コスト削減や作業の品質向上が期待されます。さらに、若手エンジニアがAIを活用することで、RPG開発への参入障壁が下がり、企業内の知識が効率的に継承されるメリットもあります。

まとめ


生成AIとの協働は、レガシーシステムの開発に新たな可能性を提供します。今後もオーエムネットワークは、蓄積してきたノウハウと最新のAI技術を組み合わせ、基幹システムの開発を迅速かつ低コストに推進していきます。「本当に使えるのか」との半信半疑で始まった実証が、業界に新風を巻き起こすことが期待されます。


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会社情報

会社名
オーエムネットワーク株式会社
住所
新潟県新潟市中央区東大通2-1-18だいし海上ビル6F
電話番号
025-250-5733

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