日本フレスコボール協会が新たな挑戦を発表!
2025年6月7日から8日まで、ブラジル・リオデジャネイロのイパネマビーチで開催される『ブラジル選手権〈CIRCUITO CARIOCA DE FRESCOBOL - Ipanema〉』に、一般社団法人日本フレスコボール協会(JFBA)が日本代表チームを派遣することを正式に発表しました。このニュースは、日本のフレスコボール界にとって待望のものであり、特にこのスポーツの発祥地であるブラジルでの挑戦は非常に意義深いものとなります。
フレスコボールとは?
フレスコボールは、1945年にリオデジャネイロのコパカバーナビーチで出現したビーチスポーツです。競技は二人一組で行われ、向かい合った二人が協力してラリーを続ける形式を持ちます。この特徴から、“思いやりのスポーツ”とも称されています。競技時間は5分間で、選手たちは約7メートルの距離を保ちながらボールを打ち合います。現在、日本全国には27のJFBA公認地域クラブと5つの学生団体があり、フレスコボールの普及活動は進んでいます。
ブラジル選手権の歴史と意義
昨年2023年12月9日から10日にかけて、コパカバーナビーチで開催された『フレスコボールブラジル選手権2023(OFI Frescobol Circuit)』以来、日本代表選手は当時とは異なる顔ぶれで挑戦します。JFBA公式年間ツアー『FRESCOBALL JAPAN TOUR 2024』を勝ち抜いた6組のペアが、約80年前に誕生したこのスポーツの聖地で、予期せぬ喜びを是非つかんでほしいところです。
参加選手の紹介
今回派遣される選手たちは、2024年度の年間ランキングに基づいて選出されました。選手たちは以下の通りです:
- - 男子部門: 1位の五十嵐恭雄&赤塚康太ペア、3位の外山祐次&松浦孝宣ペア。
- - 女子部門: 1位の宮山有紀&風味千賀子ペア、2位の大和地未沙子&山口桃子ペア、3位の落合真彩&岡本千聖ペア。
- - ミックス部門: 2位の五十嵐恭雄&宮山有紀ペア。
これらの選手は、4月4日に発表された日本代表サポートプロジェクト「DNS」と提携し、オールジャパンの支援のもとで活躍しています。
将来的な展望
JFABの設立は2013年に遡り、その後、日本国内でのフレスコボールの普及活動を積極的に行なってきました。選手たちの成長も目覚ましく、2024年9月にポルトガルで行われた国際大会では、日本の全ペアが入賞し、各カテゴリで優勝を果たしました。ただし、ブラジルのトップ選手たちは未だ登場しておらず、「ブラジル大会での優勝」という目標が具体的なものとして選手たちの心に刻まれています。今後も日本フレスコボール協会は、2025年中に全国47都道府県での地域クラブ設立を目指し、その魅力を広めるために活動を続けていくことでしょう。 加えて、フレスコボールを通じた地域間のコミュニティも形成され、スポーツとしてだけではなく、社会的な繋がりも強まることが期待されています。
おわりに
日本フレスコボール協会による公式発表により、選手たちが新たな挑戦を迎える2025年のブラジル選手権。フレスコボールの魅力とその広がりを伝えつつ、選手たちの奮闘にも注目したいところです。彼らがブラジルの地でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、多くの期待が寄せられています。