昭和信用金庫が導入する新システムによる業務効率化の全貌
株式会社ホームズは、2026年11月から昭和信用金庫にクラウドサービス「オンライン登記情報システム」と「不動産自動評価システム」を導入したことを発表しました。この新しいシステムにより、登記情報の取得から担保評価、契約書類作成までが一元化され、これまでの紙と手作業中心の業務が大幅に効率化されます。これにより、本部と営業店の事務負担を軽減し、金融サービスの質が向上することが期待されています。
導入の背景
昭和信用金庫がこの新システムを導入するにあたり、まずは本部と営業店の両方で抱えていたさまざまな課題がありました。本部では、限られた人員で不動産担保評価を担当していたため、業務が特定の担当者に依存してしまう「属人化」が進んでいました。加えて、評価に必要な情報収集や書類作成には多くの手動作業が必要で、1件あたり約2時間もかかっていたのです。
一方、営業店では、謄本の取得や契約書類への転記作業が中心で、やはり紙と手作業に頼ることから大きな事務負担が生じていました。さらに、過去に取得した謄本の情報が活用されず、同じ物件の情報を探す手間や重複取得が発生するなどの問題も指摘されていました。
システム導入の効果
新システムの導入による最も大きな効果は、登記情報の取得と同時にそれをデータ化し、スムーズに書類作成が行える点です。ホームズAIが解析を行い、根抵当権の契約書類や融資関連データを自動生成します。これにより、同じ情報を何度も入力する手間や転記ミスが大幅に削減され、業務が効率的に進むようになります。
特に、評価作業は従来の約2時間から約20分に短縮され、若手職員やPC操作が苦手な職員でも簡単に操作できるようになりました。このように、業務の迅速化が図れることで、お客様への対応により多くの時間を振り向けることが可能となるのです。
地図上での情報共有
もう一つの大きな特徴は、過去の登記情報もデータ化され、金庫内の担保権情報を地図上で共有できることです。本部と営業店が同じ情報を確認できるため、物件情報を探す手間や重複取得を防ぐことができます。これにより、照会や確認にかかる時間も削減されます。
ミッションと展望
昭和信用金庫は、中期経営計画で「お客様の役に立つ」を掲げています。この新システムを通じて、業務の効率化から生まれた時間を、お客様へのサービスや地域貢献に振り向け、金融機関としての役割を強化していく方針です。また、今後は評価結果のシステム連携を進め、担保評価から登録までの手入力を無くすことを目指しています。
企業概要
株式会社ホームズは「法務」を名称の由来とし、平成4年から法律のシステム化を進めてきました。司法書士の知見とAI技術を活かし、登記情報の自動データベース化を実現しています。今回の導入は、全国60以上の金融機関での導入実績を持つことからも、その効果に期待が寄せられています。
詳しい情報は、
オンライン登記情報システムや
不動産自動評価システムのサービスページを是非ご覧ください。