スイスのデザインと文化
2025-04-22 17:06:21

関西万博で体験するスイスのデザインと文化、ヴィトラの魅力とは

大阪・関西万博におけるスイスパビリオンとヴィトラのデザイン



2025年に開催される大阪・関西万博、そのスイスパビリオン内で展開される魅力的な体験についてご紹介します。「スイスパビリオン」は、スイスの家具メーカー「ヴィトラ」が手がけた名作デザインで構成されています。

スイスパビリオンの特徴


まず注目したいのは、スイス・バーゼルを拠点とするマヌエル・ヘルツ建築事務所が設計したこのパビリオンの軽やかな構造です。軽量の膜を使用し、従来のパビリオンの約1%の重量である400kg未満という驚きの軽さで、スイスパビリオン史上最も軽量な建物を実現しています。

パビリオン内部には「ハイジカフェ」やVIPルームが存在し、ここでもヴィトラのデザインが楽しめます。パビリオン内でのインテリアはすべてヴィトラが手がけ、特に「ハイジカフェ」ではスイスの郷土料理と日本のフュージョン料理を堪能できます。スイスワインを味わいながら、万博の景観を眺めることができる絶好のスポットです。

ヴィトラの歴史と理念


ヴィトラは1950年に創業され、以来60年以上にわたってデザイン業界に影響を与えてきました。スイスのビルスフェルデンに本社を置き、ドイツとフランスの国境に広がる「ヴィトラキャンパス」を有し、建築とデザインの聖地とも称されるこの場所では、世界的な建築家による設計がなされ、様々な展示やワークショップも行われています。

環境への配慮


ヴィトラはその製品開発において環境への配慮も欠かしていません。最近では使用済みプラスチック容器をリサイクルした素材を用いた「RE製品」に力を入れ、持続可能なものづくりを追求しています。この理念は「スイスパビリオン」の全体設計にも反映されており、環境に優しい構造をもっています。

注目のヴィトラデザイン


ハイジカフェ内には独自のデザインが施された家具が並び、例えばヴァーナー・パントンの「パントンチェア」やイサム・ノグチの「ダイニングテーブル」が特徴的です。これらのデザインは、素材や形状に至るまで、非常に高い技術と独創性が感じられます。

ヴァーナー・パントンのパントンチェア


この椅子は、世界初のプラスチック一体成形型のチェアであり、1968年に量産化に成功しました。まさに20世紀のデザインアイコンです。

イサム・ノグチのダイニングテーブル


彫刻家であるノグチのデザインは、テーブルの天板とベースを鉄のバーで繋ぐ独特な構造を持ち、まるで彫刻作品のようです。

VIPルームの魅力


一般公開されていないVIPルームは、自然の豊かさを感じさせるデザインで、落ち着いた空間になっています。ここでもヴィトラの製品がふんだんに使用されており、特別な体験を提供しています。

最後に


スイスパビリオンでの体験は、単なる観光だけでなく、環境に配慮されたデザインや文化を感じる貴重な機会です。万博に訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。ヴィトラの魅力とともに、スイスの文化を味わうことができる素晴らしい場所です。


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会社情報

会社名
Vitra株式会社
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4クエストコート原宿101
電話番号
0120-924-725

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