新たなパートナーシップで加速するSAP S/4HANA移行サービスの展望
新たなパートナーシップで加速するSAP S/4HANA移行サービスの展望
2025年7月30日、ドイツ・ハイデルベルクと日本・東京から、SAP環境におけるデジタルトランスフォーメーションを推進するSNPグループ、日本法人の株式会社SNP Japanとクラウドシステムインテグレーターである株式会社BeeXが、SAP S/4HANA移行を加速するための新たな戦略的パートナーシップを発表しました。両社が共同開発した新サービス「BeeX Swifty Moving Service」は、迅速かつ安全なデータ移行を可能にし、従来の大型連休に依存することなく、通常の週末にも移行作業を完了できることを目指しています。
移行の効率化とリスクの低減
この新サービスでは、SNPのKyanoプラットフォームとBLUEFIELDアプローチを活用し、ダウンタイムとリスクを最小限に抑えた選択的なデータ移行が実現されます。また、移行にかかる時間を最短で48時間に短縮することが可能に。これにより、企業はプロジェクトの長期化やコストの増大といった課題から解放され、スムーズな移行が期待されます。
BeeXは2016年に設立され、東京証券取引所グロース市場に上場するクラウドSI企業です。SAPモダナイゼーションやマルチクラウドアーキテクチャにおける専門知識を活かし、製造業からメディア業界まで多岐にわたる企業をサポートしています。特に、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなどのプラットフォームでの自動化技術により、効率的なクラウドネイティブ移行を実現しています。
SNPグループの技術力
一方、SNPグループは30年以上の歴史を持つグローバル企業で、15,000件以上のデータ移行実績を誇ります。Kyanoプラットフォームを通じて、柔軟で統合的なソリューションを提供し、企業の変化に迅速に対応可能にしています。今回のパートナーシップにより、SNPの技術とBeeXの知識を結集し、安全なSAP S/4HANA移行を進めることができます。
企業と組織の未来を見据えて
SNP Japanの代表取締役、細谷修平氏はこの協業について次のように述べています。「BeeXとのパートナーシップによって、SAP S/4HANA移行に新たな革新と効率をもたらすことができます。ダウンタイムを大幅に削減し、顧客のデジタル変革を加速することが我々のミッションです。」
一方、BeeXの代表取締役社長、広木太氏は、「この協業を通じて、クラウドモダナイゼーションの強化を図り、業界屈指のSAP移行サービスを提供することができる」とコメントしています。両社は、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する強力な体制を構築しました。
今後の展望
両社は今後、Kyanoプラットフォームやマーケットプレイスでのさらなるサービス展開を企画中です。アーカイブやデータ活用に関する新しいサービスも追加される予定で、企業がこの新しいサービスを最大限に活用できるようにすることを目指しています。SAP S/4HANAへの移行は、単なる技術の更新にとどまらず、企業全体のデジタルトランスフォーメーションの推進力となることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社SNP Japan
- 住所
- 東京都千代田区有楽町1-1-2日比谷三井タワー12階
- 電話番号
-
03-4590-7929