次世代農業の実証
2026-03-25 16:31:45

日本初の電力駆動型DACによる次世代農業の実証開始

日本初!電力駆動型DACによる農業利用の実証が始まる



福井県において、関西電力株式会社、株式会社福井和郷、Planet Savers株式会社が連携して、日本初となる電力駆動型Direct Air Capture(DAC)装置を用いた農業利用の実証を開始しました。この取り組みは、大気中からCO₂と水を同時に回収し、それらをトマト栽培に活かすというもので、農業分野における新たなカーボンリサイクルモデルの構築を目指しています。

DAC装置の設置と機能について



本実証に使用されるDAC装置は、Planet Saversが開発したコンテナ型のもので、トマト栽培ハウス近くに設置されます。この装置は、空気中からCO₂と水を分離し、それぞれを回収することが可能です。CO₂は収集後、一定濃度に濃縮されてハウス内に供給され、トマトの成長を促進するために利用されます。また、回収した水は水質検査を経て、安心して栽培に使われることになります。

脱炭素化に向けた新しいアプローチ



日本の農業においては、これまで重油や灯油を燃やしてCO₂を供給するのが一般的でしたが、環境への配慮からより低炭素な手法が求められています。今回の実証は、灯油燃焼ガスによるCO₂の代替としてDAC装置を利用し、農業分野における持続可能な方法を検討するものです。これにより、未来の農業においてCO₂供給のあり方が大きく変わる可能性があります。

DAC装置の接続イメージ

大気中のリサイクルと水資源の確保



この実証の大きな意義は、大気中から直接回収したCO₂を農業生産に役立てることで、新たなカーボンリサイクルのモデルを創出する点にあります。さらに、水資源も同時に生成できるこのプロジェクトは、水に乏しい地域での展開も期待されています。DAC装置は電力によって駆動されるため、将来はゼロカーボン電源と組み合わせて「CO₂供給プロセスそのものの脱炭素化」を目指すことができます。

福井県の農業への影響と未来への展望



今回の実証は、福井県における原子力発電所の立地を踏まえた共創会議の一環として実施されます。関西電力が福井和郷とPlanet Saversをつなぎ、この新しい技術の適用に関する取り組みを推進します。今後、実証によって得られるデータや成果をもとに、農業における脱炭素化を加速し、持続可能で活力ある地域社会の構築に貢献していく予定です。

経営者のコメント



Planet Savers株式会社のCEOである池上京氏は、「本プロジェクトを通じて農業分野における脱炭素化のニーズに応えるための解決策を提示できることを嬉しく思っています。地域の農業を支える福井和郷様と共に、DAC技術を通じて持続可能な農業の実現に向けて全力を尽くします」と述べています。

まとめ



電力駆動型DACを活用したこの新たな農業実証は、日本の農業に革命をもたらすかもしれません。CO₂と水を効率的に回収し、持続可能な農業の実現を目指すこの画期的な取り組みに、今後も注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
Planet Savers株式会社
住所
文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 351
電話番号

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