AI英語コーチELSAとマンガ英語アプリLangakuが共同開発した新しい英語学習プログラム
ELSA Japan合同会社とMantra株式会社が新たに開発した英語教育プログラムは、夏休みを活用した学習に特化した内容です。これにより、生徒たちは好きなマンガを読んで英語を学ぶことができるようになります。マンガには『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』など、人気のある作品が含まれており、英語で読むことができます。プログラムの中では、英語のセリフをAIによるフィードバックを受けながら声に出して練習することができ、発音やスピーキングのスキルを向上させます。
プログラムの目的と背景
近年、文部科学省が示した次期学習指導要領では、「外国語教育」に関して暗唱や反復練習から脱却し、コミュニケーションを重視した授業のあり方を推奨しています。この方向性に基づき、ELSAとLangakuは、ビジュアルとストーリーを活かした新しい手法を導入することを決定しました。
本プログラムでは、生徒が興味を持ち続けるための工夫がされています。マンガを通じて、物語に感情移入し、キャラクターになりきることで、ただ読むだけでなく、発話体験が実現可能です。「ドラマフィケーション」という手法が取られ、緊張せず自分自身を表現する環境が整えられています。
学習の流れと具体的な内容
プログラムは3つのステップで構成されています。まずは「読む」ことから始まり、マンガを英語で楽しむことで圧倒的なインプットを行います。絵やセリフが伴うことで理解が深まり、生徒はストーリーを追いやすくなります。次に「声に出す」ステップでは、ELSAのAIコーチを活用し、発音やイントネーションに対するフィードバックを即座に受けることで、自己学習を促進します。この過程で、何度でも練習できる安心感を提供します。
最後に「演じる」ステップでは、マンガのキャラクターになりきってセリフを演じます。このプロセスが、言語を単に覚えるのではなく、実際に使用する力を育むものとなります。情感をこめたセリフでの発話は、英語をより身近なものとするでしょう。
導入予定校と今後の展望
このプログラムは2026年の夏から、特定の5校で試験的に導入される予定です。これにより、デモ授業が行われ、生徒たちの英語スキル向上の効果が測定されます。その後、成果を発表し、他の学校の導入も視野に入れていく方針です。試験校には、麻布中学校・高等学校、昭和薬科大学附属高等学校・中学校、青翔開智中学・高等学校などが名を連ねています。
専門家の意見
成蹊大学の八木橋教授は、マンガを英語で読むことの利点を述べています。彼は、既に日本語で知っている物語を英語で再体験することで、言語の意味や使用を理解しやすくなると説明しています。このプログラムを通じて、生徒たちが積極的に英語を使う場面を創出し、自分自身の声で表現する力を高めていくことが期待されています。
まとめ
ELSAとLangakuの共同によるこのプログラムは、従来の枠を越えた新しい英語教育のモデルを提供します。マンガを通じた楽しさとAIのサポートで、生徒の英語学習が加速し、より多くの生徒が自発的に英語を学びたくなる環境が整備されていくことでしょう。