日本代表選手が国際情報オリンピックとヨーロッパ女子情報オリンピックに決定
一般社団法人情報オリンピック日本委員会は、2025年に開催される「第37回国際情報オリンピック(IOI 2025)」および「第5回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2025)」の日本代表選手を発表しました。両大会は、それぞれボリビアのスクレとドイツのボンで行われる予定です。
国際情報オリンピック(IOI 2025)日本代表選手の選出
IOIは、世界中の約80カ国から高校生が集まり、情報科学の能力を競う大会です。今年度の日本代表選手は、まず「第24回日本情報オリンピック(JOI 2024/2025)」の予選に3,136名が参加し、その中から成績優秀者が選ばれました。
その後、初めて実施された「JOI春季トレーニング」で、参加者は4回の競技を通じてさらなる技能を磨きました。このトレーニングから選ばれたのは、以下の4名の選手です:
- - 太田 克樹 (筑波大学附属駒場高等学校高2)
- - 坂山 航大 (開成高等学校高2)
- - 平澤 由埜 (神奈川大学附属中学校中3)
- - 松葉 大和 (武蔵高等学校高2)
これらの選手たちは、2025年7月27日から8月3日までの間、ボリビアで行われる「第37回国際情報オリンピック」に日本代表として参加します。
ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2025)日本代表選手の選出
EGOIは、女子生徒に特化したプログラミングコンテストで、その競技内容はIOIと類似しています。今年の予選には857名が参加し、その中から成績優秀者が選ばれました。
これも「JOIG春季トレーニング」を通じて行われ、以下の4名が代表選手に選ばれました:
- - 志村 瑛美 (東京都立新宿山吹高等学校高2)
- - 籏智 里奈 (洛南高等学校附属中学校中3)
- - 松長 侑南 (渋谷教育学園幕張高等学校高1)
- - 盧 馨儀 (筑波大学附属高等学校高1)
この選手たちは、2025年7月14日から7月20日にかけてドイツのボンで開催される予定の「第5回ヨーロッパ女子情報オリンピック」に参加します。
国際情報オリンピックとヨーロッパ女子情報オリンピックについて
国際情報オリンピックは、年ごとに開催国が変わり、情報科学における高い能力を競い合う大会です。学生たちは実際の問題を解決するために、アルゴリズムを設計し、それをプログラムとして適用します。
一方、EGOIも同様の形式で行われますが、特に女子に特化したイベントです。日本は2021年からこの大会に参加し、年々競技力を高めてきています。
両大会は、参加者にとって大きな挑戦であるだけでなく、将来の可能性を広げる貴重な経験にもなります。選手たちにとって、この機会を最大限に生かし、奮闘することが期待されます。
まとめ
日本からの代表選手たちは、いずれの大会においても強豪国と競うことになり、その技術と知識を試す場となります。今後の活躍が楽しみです。