新抗ウイルス生地
2021-03-19 11:00:21
トリポーラスを用いた抗ウイルス生地の登場!サステナブルな未来へ
トリポーラスを用いた新しい抗ウイルス生地が発売開始
ソニー株式会社が新たに開発した抗ウイルス機能を持つ生地が注目されています。この生地は「トリポーラス」と呼ばれ、インフルエンザウイルスに対する高い抗ウイルス活性を備えています。全てのウイルスに対して効果があるわけではありませんが、その効能は多くの人々の健康を守る手助けとなるでしょう。
開発された生地の特長
この抗ウイルス生地は、インフルエンザウイルスへの効果に加え、高い消臭性能も持っています。尿素や汗に関する悪臭、さらには様々なバイ菌に対する抗菌機能も確認されており、特に黄色ぶどう球菌やモラクセラ菌に効果的です。驚くべきことに、これらの特性は洗濯を50回繰り返しても持続することが証明されています。
環境へ優しい素材の背景
この生地の根源にあるのが、ソニーが開発した米の籾殻由来の多孔質カーボン素材、「トリポーラス」です。通常は廃棄される籾殻を活用することで、環境への負担を軽減し、サステナブルな素材としての役割を果たしています。トリポーラスは水や空気中の汚染物質を吸着する優れた特性を持ち、アレルゲン物質やバイ菌、さらにはウイルスなどを除去できることが認められています。
使用シーンと機能性
開発された生地は、レーヨン97%、ポリウレタン3%の組成で、肌触りが非常に良いことに加え、消臭効果も高いのが特長です。これにより、マスクやネックウォーマーなど幅広い用途に利用できると考えられています。さらに、色はブラックのみで、炭由来の自然な黒色を使用しており、着色原料を一切使わないため、色落ちの心配もありません。
製品認証と品質保証
生地が持つ抗ウイルス機能は、トリポーラスの特性によって支えられています。ソニー株式会社がその機能を認証した際には、製品にトリポーラスファイバーのロゴと対応アイコンが付けられ、品質が保証されます。また、この生地は株式会社ユナイテッドアローズを通じて、2021年3月下旬に商品化される予定です。
株式会社ミツヤコーポレーションについて
この生地の開発には株式会社ミツヤコーポレーションも関わっており、同社は2017年に特定のニオイ問題を解決する「消臭繊維」と「消臭スプレー」の研究・開発を行っています。会社の所在地は大阪府堺市で、長年にわたりアパレル物流や消臭製品の開発を行ってきました。
公式サイトでは、トリポーラスファイバーの詳細や利用方法についても紹介されています。環境に優しい製品を使用し、安心して快適に過ごせる生活を目指していきたいものです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ミツヤコーポレーション
- 住所
- 大阪府堺市中区毛穴町89番地
- 電話番号
-
072-271-3200