鹿島精機の新時代
2023-06-28 14:00:02
ネクストプレナー中島氏、鹿島精機工業の第三者承継実現で新たな挑戦へ
鍵となる人材として引き継ぐ
日本の製造業で特に重要な役割を果たすバルブプレートの製造を行う株式会社鹿島精機工業は、創業61年を迎え、世界中に製造拠点を持つニッチトップメーカーです。国内の工場に加え、中国やマレーシア、インドネシアにも生産ラインを展開し、推定30%の世界シェアを誇ります。このたび、鹿島精機工業はネクストプレナーの中島祐氏による第三者承継を実現しました。
鹿島精機工業とは
鹿島精機工業は、家庭用エアコンや自動車用エアコンに欠かせないコンプレッサー部品であるバルブプレートを製造しており、その機能性と耐久性が必要とされる非常に重要な役割を果たしています。同社は、リーディングカンパニーとして製造技術と品質の高さで定評があり、世界のエアコン生産のサプライチェーンにも寄与しています。しかし、旧代表取締役の鹿島丈博氏は、事業の将来や自身のライフプランを見据え、三年前から第三者への事業承継を検討していました。
中島祐氏の人間性と経歴
後継者となる中島祐氏は、電気機械器具の製造分野において多岐にわたる経験を持ち、その経歴には多くの成功例が見られます。また、MBAを取得していることからも、経営者としての視点を持つ彼が鹿島精機工業の未来を担うに相応しい人物であると認識されています。彼は、開発から製造、販売までの一貫したプロセスを活かし、さらに市場の成長が期待できる分野での事業展開を計画しています。
サーチファンドによる事業承継の新たな形
今回の事業承継において、中島氏は「サーチファンド」の仕組みを活用しました。この手法は、将来の経営者を目指す個人が投資家から資金を調達し、事業承継したい企業を買収し経営するというものです。特徴として、ネクストプレナーは買収前に何度も現社長とコミュニケーションを取ることで、事業の本質や課題を理解した上で経営権を受け継ぐことができます。このため、従来の企業対企業によるM&Aとは異なり、よりスムーズに後継者としての託しが可能となる利点があります。
新しい経営方針の理念
中島氏は、鹿島精機工業が長年育んできた企業文化や品質の維持に力を入れ、顧客との信頼関係を大切にしながら、事業をさらに成長させる意欲を示しています。彼は、グローバルな市場での優位性を活かし、製造拠点の海外展開や、新たな市場への進出も見据えています。今後は、各国の従業員と協力しながら最高のチームを作ることで、さらなる事業の発展を実現することが期待されています。
まとめ
事業承継を通じて、鹿島精機工業は新たな方向性を見出しました。中島祐氏は、これまでの経験を基に企業価値を高め、次世代を担う「ネクストプレナー」としての役割を果たすことで、会社の未来を築いていくことでしょう。今後の成長と挑戦が楽しみです。
会社情報
- 会社名
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Growthix Capital株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋兜町22-6東京セントラルプレイス5階6階
- 電話番号
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