「comuoon connect」
2015-08-12 18:19:37

新たなコミュニケーションを実現する「comuoon connect」の登場

新たなコミュニケーションを実現する「comuoon connect」の登場



現在、日本には約1,400万人もの人々が何らかの形で難聴の悩みを抱えています。この状況を受けて、ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社(USD)は、難聴者と健聴者のコミュニケーションを改善するため「comuoon connect」という新たな製品を9月上旬に発売することを発表しました。

「comuoon」シリーズの進化


2013年に登場した「comuoon」は、軽度から中等度の難聴者が周囲の音をよりクリアに聞き取ることを支援するために開発された機器です。従来の補聴器とは異なり、「comuoon」はスピーカーとマイクを組み合わせ、話し手の声を難聴者に合った音質に変換します。独自のデザインにより、使いやすさが評価され、2014年度のグッドデザイン賞ベスト100を受賞しました。

この度の「comuoon connect」は、医療や教育現場からのフィードバックをもとに改良され、デジタル・ワイヤレス・テクノロジーを採用しています。これにより、音質が保たれたまま、最小限の遅延で音声を届けることができるようになりました。さらに、一つのトランスミッターに対して最大4台の「comuoon」が同時に使用できるため、集合学習やグループ活動での活用が広がります。

利用シーンの拡大


「comuoon connect」の導入がもたらす利点は数多くあります。医療現場においては、診察のスムーズさが増し、医師と患者双方のストレスが軽減されます。教育現場では、授業が途切れることなく進行でき、生徒たちが自由に席替えを楽しむことも可能になるでしょう。これにより、他の生徒と同じように学びの場を楽しむことができ、難聴者の孤立感が軽減されます。

簡単なセットアップと高い互換性


「comuoon connect」は、簡単にセットアップでき、誰でも使いやすい設計となっています。また、専用のUSB送信機を使用することで、パソコンでの音声教材などもワイヤレスで高音質で配信可能です。これにより、様々な場面での活用が期待されています。

リスニングサロンの開設


さらに、9月1日には東京本社に「リスニングサロン」がオープン予定です。この新スペースでは、難聴者の方々に対してアットホームな雰囲気の中でのカウンセリングを行い、「comuoon connect」の試聴会も開催されます。試聴会の日程は9月6日で、予約制となります。

未来のコミュニケーションの形


「comuoon connect」は、難聴者と健聴者の新たなコミュニケーションの形を提供する製品です。これまで会話に参加しづらかった難聴者が、スムーズにコミュニケーションを取れる環境を作り出すことで、社会全体のバリアフリー化に寄与することを目指しています。これからの時代、難聴者がより生き生きとした生活を送るために、是非「comuoon connect」を体験してみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社
住所
東京都港区海岸1-9-11マリンクス・タワー2F
電話番号

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