老舗材木店が挑む新たなデスクの形
岐阜県安八郡に位置する株式会社清水材木店は、創業から60年の歴史を持つ老舗の材木店です。特に注目を浴びているのが、同社が開発した次世代の電動昇降デスク「木動デスク」です。このプロジェクトは、応援購入サービス「Makuake」で実施されたもので、目標金額を大きく上回る10,320,300円を集め、62人の支援者の応援を受けて成功を収めました。
木の温もりをデスクに
「木動デスク」は、天然木を使用したデスクで、無垢材での天板が特徴です。モンキーポッドやホワイトアッシュの2つの樹種が用意され、一つとして同じ木目がないため、使用者それぞれのワークスペースに温かみと個性をもたらします。また、在宅ワークの普及に伴い、デスクのデザインや機能が重要視される中、清水材木店は市場の常識を覆す製品を作り上げました。
「鉄器時代」の終わり
現在販売されている多くのデスクは、無機質な鉄フレームと既製品の天板という画一的な設計です。このような製品では根本的な収納力不足が問題となっていましたが、清水材木店はこの点を「デスクの鉄器時代」と名付け、革新を追求しました。製品開発の過程では、「人の創造性を支えるデスクとは何か」という視点から新しい発想が誕生しました。
木動デスクの優れた特長
1. 天然木の美しさと存在感
天板に使用される無垢材は、美しさと多様性を持ち合わせています。木の表情は一つ一つ異なり、使用者の個性を反映させることができます。
2. 作業効率を向上させる構造
「木動デスク」では、2枚の天板が独立して昇降可能な構造を採用しています。これにより、奥にある天板を上げることで配線や書類を隠すことができ、集中して作業できる環境を実現しています。
3. 信頼の電動昇降システム
デンマーク製のLINAK社製の昇降ユニットを用流しており、静音性や耐久性、安全性に優れた設計です。長期間に渡る使用が可能で、信頼できるデスクとして安心して使うことができます。
今後の展望
代表取締役の江崎奨平氏は、多くの支援者の想いが届いたことを喜び、「木動デスク」は単なる家具ではなく、働く時間を豊かにする道具として開発したと述べています。今後はダイニングテーブルや、昇降によって収納が現れる機能的なプロダクトを展開することを考えており、木材の可能性をさらに広げる取り組みを進めています。
清水材木店は、家具の提案だけでなく、空間全体のアップデートを目指すビジョンを持っています。木の温もりとテクノロジーを融合させ、新たな価値の提供に挑戦し続ける姿勢が見受けられます。木動デスクが発表されたことで、同社の木材の新たな活用法が今後の業界にどのような影響を与えるのか、注目が寄せられています。