安全と利便性の両立
パスロジ株式会社は、最近発表されたDXYZ株式会社の顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」と協力し、マンション管理に新たなサービス「FreeiDマンションPlus」を提供することとなりました。このサービスでは、ハードウェアトークン「PassLogic」を活用することで、入居者自身が顔認証の登録・切替えを行える便利で安全な仕組みを実現しています。
マンション管理における課題
これまでの顔認証システムの運用には多くの問題がありました。特に分譲マンションにおいては、管理会社が登録を行うため、手間や属人性が生じやすい状況にありました。このような中で、管理組合では顔認証システムのリーダーシップが欠如し、「誰が管理し、責任を持つのか」が不明瞭な状況が続いていました。
「PassLogic」とハードウェアトークンの導入
今回導入された「PassLogic」はハードウェアトークンを通じて本人確認を行います。このシステムは、ユーザー登録や管理ツールを必要とせず、トークンを受け渡すだけで本人確認が完了するため、管理会社を介さずにスムーズに入退去時の認証情報を更新することが可能です。
このハードウェアトークンは、顔認証登録時に必要不可欠な手段として機能し、鍵やICカードを手渡す感覚での運用が実現されます。さらに、不正登録を防ぐために、トークンの所有確認を行う仕組みが導入されることで、なりすましによるリスクを大幅に低減します。
どのようにして利便性が向上するのか
この仕組みを通じて、入居者は登録の手間を軽減し、本人確認も迅速に行えるようになります。具体的には、以下の3つの効果が期待されます。
1.
簡便性の向上: 管理主体を介さずに、自らの力で本人確認と顔認証登録を行えるようになります。
2.
安全性の向上: ハードウェアトークンにより、本人確認が確実になり、なりすましを防止します。
3.
利便性の向上: トークンを受け渡すだけで完結できるため、日常的な利用が非常にスムーズに行えます。
導入されたハードウェアトークンについて
今回採用されたハードウェアトークンは、航空や防衛分野での実績を有するタレスグループの製品です。この製品は、世界中で信頼性の高い認証手段として評価されています。
まとめ
パスロジ株式会社は、今後も様々な領域での本人確認に関するソリューションを提供し、人々の生活をより安全で便利にすることを目指します。顔認証や多要素認証に関する課題の解決を検討している場合、業種や業態に応じた柔軟な提案ができるでしょう。興味のある方は、ぜひ問い合わせください。