ポメラートが語る、ミラノから京都への宝石の旅
2024年10月4日、イタリアのラグジュアリージュエラーであるポメラートは、特別なガラディナーを日本の古都、京都で開催しました。このイベントは、ミラネーゼ・ハイジュエリーの卓越した技術を日本の文化に融合させる貴重な機会となりました。日本の観客は、伝統的な職人技とモダンなデザインが融合した美しさに魅了されたことでしょう。
このガラディナーでは、40点以上の作品が展示され、特に注目を集めたのは、日本向けに特別に制作された新作「Silent Grey Flowers(サイレント グレー フラワーズ)」です。このパリュールは、ミラノの職人技と京都の美的センスを融合させ、宝石を通じたユニークな文化交流を表現しています。
将軍塚青龍殿での舞台
イベントの会場となったのは、東山にある将軍塚青龍殿。この荘厳な場所は、日本の歴史や文化を背景に持つ特別な舞台として最適でした。伝説によれば、この地は古都の物語が始まった場所とされています。ポメラートにとって、この場は二つの文化が象徴的に出会う重要なスポットとなりました。
Silent Grey Flowersの魅力
「Silent Grey Flowers」は、京都の禅庭園の繊細な美しさを表現するために、希少なグレースピネルを採用しています。この作品は、ポメラートが誇る技術力と選び抜かれたジェムストーンの優れた品質を示しています。特に、取り外し可能なパーツを備えたネックレスは、多様性やカスタマイズの重要性を訴えかけるデザインになっています。
加えて、ネックレスに合わせたイヤリングには、グレーから青みがかったニュアンスのオーバルカットスピネルとホワイトダイヤモンドがセットされており、ポメラート独自のイレギュラーダイヤモンドセッティング技法が活かされています。さらに、ペアシェイプカットのスピネルを用いたビトウィーン・ザ・フィンガーリングは、他にはない独自の優雅さを加えています。
文化交流の深まり
ポメラートのCEO、サビーナ・ベッリは「この特別なイベントは、ミラノと京都を結ぶ文化的な架け橋であり、両都市が誇る職人技を祝うものです」と語りました。現代を生きる世界中の女性に響くジュエリーを創り続ける姿勢から、ポメラートの強いコミットメントが伺えます。
クリエイティブディレクターのヴィンチェンツォ・カルタルドは、「Silent Grey Flowersを通じて自然から湧き出る感情を呼び起こし、ポメラートのスタイルと表現を体現した作品を作り上げました」と述べています。
このガラでは、歌手・俳優のすみれさんとシンガーソングライターのエミ・マイヤーさんによる特別な演奏があり、文化交流の深さがさらに強調されました。
未来への展望
ポメラートは、ハイジュエリーの分野で革新を続けており、京都でのイベントはミラノにおける芸術性や革新に対するこだわりを鮮明に表しています。多様な文化的背景に響く作品を生み出す能力を示し、ブランドが美に関する新たな旅をスタートすることを約束しています。これからも、ポメラートの創造力から目が離せません。