スプラインデザインハブが受賞した「Cadence of the Spiral」
株式会社スプラインデザインハブ(所在地:東京都目黒区、代表取締役:神山友輔)は、自社制作のインスタレーション作品「Cadence of the Spiral」で、イタリアの国際デザイン賞「A' Design Award & Competition」のA' Fine Arts and Art Installation Design AwardカテゴリにおいてSilver A' Design Awardを受賞しました。受賞発表は2026年5月5日に行われ、評価されたポイントには、感覚的な体験への独自のアプローチと、機械的な構造からの美しい表現がありました。
「Cadence of the Spiral」とは
「Cadence of the Spiral」は、機械式腕時計に使われるゼンマイの動きにインスパイアを受けたキネティックインスタレーションです。本作品は薄くしなやかな金属が螺旋状に展開し、数本のアームによって支えられています。このアームはそれぞれ独立して伸縮し、緊張と緩和を繰り返すことで、新たな形状とリズムを生み出します。移ろいゆくこの螺旋の姿は、時間の流れを視覚で捉えさせず、むしろその感覚を身体で「感じる」ことを目指しています。
受賞の背景
スプラインデザインハブは、感性とテクノロジーの融合を追求するデザインエンジニアリングスタジオであり、本作「Cadence of the Spiral」においてもこの理念が反映されています。製作過程では、時間を計測する機械である時計の内部機構から出発し、その単なる再現にとどまらず、体験の新たな創出を目指しました。また、セイコーウォッチ株式会社との対話を重ねることで、それぞれの技術や表現を融合させました。
デザインのポイント
本作品の主な受賞ポイントには以下が挙げられます:
1. 機械的な構造を感覚的な体験へと変換する独自のアプローチ。
2. 螺旋構造とキネティックな動きによる独創的な空間表現。
3. 視覚的な要素だけでなく、リズムや周期を感じられるデザイン。
4. デザインとエンジニアリングを融合させた統合的な制作プロセス。
代表者のコメント
神山友輔代表は、「Cadence of the Spiral」がこのような栄誉を受けたことに深く感謝しています。本作は、時計のゼンマイに宿るエネルギーと時間性を空間体験へと翻訳した作品であり、デザインとエンジニアリングの融合を通じて一つの成形を実現した制作チーム全員、特にセイコーウォッチの皆様に心から感謝いたします。」とコメントしています。
A' Design Award の概要
A' Design Award & Competitionは、イタリアに拠点を置く国際的なデザイン賞で、毎年世界中から優れたデザインを広く評価しています。数百の受賞カテゴリの中から、専門家・学識経験者によって厳正な審査が行われ、約90カ国からの応募が集まります。受賞結果は毎年5月1日に発表されます。
スプラインデザインハブの理念
スプラインデザインハブは「感性とテクノロジーをなめらかにつなぐ」を理念に活動しており、インスタレーション制作やプロダクトデザイン、R&Dなど多様なプロジェクトに取り組んでいます。技術と美、ハードウェアとソフトウェア、論理と直感のギャップを埋め、新たな体験を創造することに挑戦し続けています。
ぜひ、彼らの次のプロジェクトにも注目していきたいところです。