クラ・ゼミがコペル事業を譲受、国内最大級の教育支援を実現へ

クラ・ゼミがコペル事業譲受で国内最大規模の教育支援体制を構築

株式会社クラ・ゼミ（以下、クラ・ゼミ）は、東京地方裁判所の認可のもと、2024年9月1日から民事再生手続き中の株式会社コペル（以下、コペル）の事業を譲受すると発表しました。この動きにより、クラ・ゼミが運営するこどもサポート教室「きらり」「あいあい」「クラ・ゼミ」と、コペルの児童発達支援スクール「コペルプラス」を合わせて、約600事業所を持つ国内最大規模の障害児通所支援事業所を形成します。

クラ・ゼミの取り組み

1975年に学習塾を創業したクラ・ゼミは、「誰にだって輝ける舞台がある」という理念を抱え、多角的に教育と福祉の事業を展開しています。教育事業では、子どもたちが自身の才能を見出し、社会で活躍できるようサポートすることに重きを置いています。2000年代以降は、通信制高校や外国籍の子どもたちへの教育にも取り組み、2013年からは児童発達支援や放課後等デイサービスにも進出しました。

さらに、2018年には就労移行支援事業「アクセスジョブ」を開始し、障害福祉の経験を生かして、2023年には企業の障がい者雇用の推進を行う「障がい者雇用サポート」事業もスタートしました。これらの活動を通じて、クラ・ゼミは多様な人々に学びや社会参加の機会を提供し、様々なライフステージに沿った支援を行っています。

コペル事業譲受の背景と目的

今回の事業譲受により、コペルが運営してきた「幼児教室コペル」や「コペルプラス」「全脳教育AIシステムコペルン」などは、クラ・ゼミに引き継がれます。コペルには独自に開発した多種多様な教材（年間2000種類以上）や、豊富な教育・発達支援に関する知識と技術があります。クラ・ゼミはこのノウハウを活かし、コペルの事業再建を行い、また新たなステージへと進化を遂げることを目指しています。

クラ・ゼミの理念に基づき、すべての子どもたちが輝くための支援を行うことは、両社にとって重要な使命です。クラ・ゼミでは、この事業譲受を「第二の創業」と捉え、教育支援事業のさらなる充実を図ることに期待が寄せられています。

今後の展望

クラ・ゼミとコペルの連携により、それぞれの強みを融合させた新しい教育支援の形を模索しています。特に、個別オーダーメイドの療育を提供する「きらり」と、多様な教材やメソッドが強みの「コペルプラス」のノウハウを共有し、今後の児童発達支援や教育の向上に寄与していく予定です。また、子どもたちやその家族からの期待に応えるため、社内一丸となって努力する姿勢も大切にしていきます。

このように、クラ・ゼミの事業譲受によって新たな未来が拓かれつつある中、今後の展開は注目されること間違いありません。また、クラ・ゼミはこれからも、教育や支援を必要とする多くの子どもたちやその保護者に向けて、より良いサービスを提供し続けることを誓います。教育・福祉業界のリーディングカンパニーとしての成長に期待が寄せられることでしょう。