新選組と旧前川邸
2022-09-01 10:00:05
新選組の歴史を守る!旧前川邸の修繕クラウドファンディング
新選組の歴史的な拠点、旧前川邸
京都・壬生に位置する【旧前川邸】は、文久3年(1863年)から約2年間、新選組の屯所として使われた歴史ある建物です。この家屋では、土方歳三による古高俊太郎への拷問、さらには新選組総長・山南敬助の切腹など、多くの歴史的事件が展開されました。
現在もこの場所は、新選組の遺跡として、多くの観光客が訪れる聖地となっています。しかし、旧前川邸は今なお個人によって管理されているため、訪問者には限られた部分しか公開されていませんでした。その中でも、特に関心を集めていたのが「東の蔵」であり、歴史的な背景から多くの見学希望の声が寄せられていました。
東の蔵の崩落と修繕の必要性
その矢先に、2021年の夏に発生した豪雨が、東の蔵の屋根を崩落させました。崩落部分の調査からは、屋根だけでなく、屋根の土台にも問題があることが分かり、今後の安全が脅かされる事態に。現在は素屋根を組んで応急処置を行い、さらに修繕工事を急いで進めています。
修繕プロジェクトの開始
旧前川邸は、その価値から歴史的な建築物として守るべき存在です。修繕には多くの費用が掛かるため、今回クラウドファンディング「Makuake」での支援を募ることにしました。プロジェクト目標は500万円で、建物を当初の姿に近づけるために、どのように修復を行うかが重視されています。
修繕のリターンには、旧前川邸での日本刀展示や講演会への招待、瓦への名入れなどがあります。また、著名な漫画家が描いた新選組のポストカードセットなども用意されており、支援者に感謝の気持ちを込めて提供される予定です。
修繕の意義と地域への影響
このプロジェクトに参加することは、単に一つの建物を守るだけでなく、地域の歴史を次世代に伝える重要な活動でもあります。新選組が過ごした場所には、当時の物語や人々の思いが詰まっています。修繕工事が完了すれば、見学者が増えることが期待され、地域活性化にもつながるでしょう。
最後に
新選組の歴史的建物を守るために、どうか力を貸していただければと思います。クラウドファンディングの成功を目指し、旧前川邸の復元を一日でも早く達成するために、皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。目標達成後の2022年12月には、再び多くの人々がこの場所を訪れることを楽しみにしています。
会社情報
- 会社名
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新選組屯所 旧前川邸
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