伯東・シャロニクスの協業
2025-12-03 11:20:47

伯東とシャロニクスが共同でAIソリューションを革新、業界別カスタマイズを実現

伯東とシャロニクス、協業で現場向けAIを提供



最近、伯東株式会社と株式会社シャロニクスは、AIによる産業向けサービスの新たな提供を開始しました。この協業では、米国Ambarella社製のSoCを基盤に、物流、製造、小売、インフラ、ヘルスケア、公共安全といった多様な業界に特化したAIモデルのファインチューニングを行い、それぞれの現場に最適なソリューションを提供します。

進化するAIと現場のニーズ



生成AIやマルチモーダルAIといった先進技術が注目を集める中、実際の現場での活用は依然として課題です。この協業は、ハードウェアの選定、データの最適化、MLOps体制の整備を通じて、現場での AI 活用を加速化させることを目的としています。

伯東は、最先端のSoC技術とサポート体制を提供し、シャロニクスは現場データに基づく従来型のAIモデルのファインチューニングを担当します。これにより、迅速な導入と持続的な改善を実現します。

Ambarella製品を中心に据えたエッジAI



このサービスの心臓部となるのは、Ambarella社製のAIビジョンプロセッサであるCV72とN1-655です。どちらも高性能かつ省電力で、エッジデバイス上での高度なAI推論を実現します。このアプローチによって、従来型のサーバー依存から脱却し、通信遅延を減少させながらプライバシーの保護も強化されます。

そして、ユースケースに応じたAIモデルの選択肢も豊富で、CLIPやVLM、軽量LLMまで対応可能です。これにより、少ないデータからも短期間で効果的なAIシステムを立ち上げ、業務のKPIに直結する改善を継続的に行うことが可能となります。

様々な活用例



新たなAIサービスでは、物流や製造、店舗運営などさまざまな場面で具体的な効果を発揮します。

  • - 物流・倉庫: 荷物の状態監視を行い、問題を早期に発見することで効率を最大化します。
  • - 製造: 外観検査の自動化により検査の精度を向上させ、摩耗や劣化をリアルタイムでスコアリングします。
  • - 小売り: 店舗内の品出しやバックヤードの最適化により、業務効率を引き上げます。

他にも、建設現場での安全管理やヘルスケア分野での高齢者の見守りなど、多岐にわたる用途があります。これまでは個別に対応していた各業界のニーズに対して、全てを一つのサービスで対応できることが大きな強みです。

セキュリティとプライバシーへの配慮



この協業では、AI推論プロセスにおけるプライバシー保護が極めて重視されています。具体的には、個人情報を外部に送信しない構成とし、学習過程では顔のぼかしや特徴量のみの保存を徹底しています。これにより、データの匿名化と最小化が図られ、監査可能な運用体制が整えられています。

未来に向けた一歩



伯東とシャロニクスの協業は、現場で価値を生むAIを実現するための重要なステップです。双方がそれぞれの強みを生かし、パートナーシップを通じて、産業におけるDXの加速を図ります。また、この取り組みを通じて、社会課題の解決にも寄与していくことを目指しています。

伯東株式会社の取締役石下裕吾氏は、「この協業により、顧客のニーズに応える高度なソリューションを提供できる」と述べ、またシャロニクスの清水雄介氏は「現場のデータをもとにした持続可能な改善が重要」だと、今後の展望を明確にしています。

お問い合わせ



さらなる情報を得たい方は、伯東株式会社と株式会社シャロニクスの公式サイトを訪れるか、直接お問い合わせください。行動を共にして、AIの力で新たな価値を生み出しましょう。


画像1

会社情報

会社名
株式会社シャロニクス
住所
東京都文京区本郷 6-25-14宗文館ビル3館
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。