日蘭交流425周年記念展
2025-05-09 18:19:16

日蘭交流425周年記念展『コモングラウンド』が大阪城で開催

大阪城天守閣において、日蘭交流425周年を記念した特別展示『コモングラウンド – 新たな幕開け』が5月9日から5月29日まで開催されています。この特別展は、大阪市と在大阪オランダ王国総領事館が共催し、日本とオランダの歴史的なつながりを振り返る重要なイベントとなっています。

展示のオープニングセレモニーは、5月9日の朝に行われ、大阪市副市長の高橋徹氏をはじめ、関係者が集まりました。ヒルス・ベスホー・プルッフ駐日オランダ王国特命全権大使は、1600年にオランダ人航海士が日本に初めて降り立ったことから続く両国の関係について言及し、国際協力の重要性を語りました。また、マーク・カウパース総領事は、日蘭交流425周年の到来が、2025年に開催される大阪・関西万博と共に特別の意味を持つことを強調しました。

今回の展示の目玉は、国指定重要文化財である「エラスムス立像」です。この像は、1600年にオランダ船「デ・リーフデ号」の装飾として大分県臼杵で発見され、日蘭関係の象徴となる作品です。特別展では、エラスムス立像を含む約30点の文化財が展示され、多くの来場者が訪れています。

さらに、特別展示にあわせて制作されたオリジナルの漫画「COMMON GOUND! 日蘭交流のはじまり」が発表されました。この漫画は、未来から過去へとタイムワープしながら日蘭の交流を説明する内容で、子どもたちでも楽しみながら歴史を学べる工夫がされています。特別展開催中に大阪城天守閣の入場券を持参すると、オリジナル漫画の冊子版がプレゼントされる特典も用意されています。

また、特別展示の公式カタログも同時に発表され、日蘭の交流の歴史が詳しく解説されています。このカタログは日本語と英語のバイリンガル仕様であり、国内外の方々に広く親しまれることを目指しています。

展示は大阪城天守閣の4階展示室で行われており、開館時間は午前9時から午後6時までですが、入館は午後5時30分まで可能です。入館料は大人1,200円、学生600円、そして子どもや65歳以上の大阪市在住者、障がい者は無料で入場できます。

この展示は、日蘭の深い関係と文化の交流を感じる貴重な機会です。大阪・関西万博を目前に控え、両国の未来への架け橋ともなるこの特別展、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
駐日オランダ王国大使館
住所
東京都港区芝公園3丁目6-3
電話番号
03-5776-5400

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