看護師向けスポットワーク「メリー」の正式リリース
2026年8月4日、看護師向けの新たなスポットワークサービス「メリー」が正式にリリースされました。この新サービスは、株式会社メリー(旧称:株式会社Plusbase)によって運営されています。本社は東京都千代田区に位置し、代表取締役である氏家好野氏のもとで推進されています。
看護師不足の現状
現在、日本は高齢化の影響により医療や介護ニーズが急増しているにもかかわらず、看護師を含む医療従事者の不足が深刻な社会問題となっています。厚生労働省の推計によれば、2025年時点で看護職員は約6万から27万人不足する可能性があるとのこと。この不足が、医療機関の運営や看護業務に大きな影響を与えています。
さらに、日本看護協会の調査では、2024年度における正規雇用看護職員の離職率が11%に達し、経験者の離職率は16.1%にも上ることが明らかになっています。このような背景には、看護師が多くを占める女性たちが、出産や育児などのライフイベントによりフルタイム勤務を続けられないという現実があります。
「メリー」が目指すもの
メリーは、「現場起点」を信条に、現役の看護師からなるチームが求人票の改善や業務マニュアルの整備までサポートし、各施設に適した働き方を模索します。「また来たい」「ここで働きたい」と思える職場環境の提供が必要であると考えられているため、単なるスポット勤務ではなく、長期雇用への道をひらくことを目指しています。
サービスの特徴
1. 現役看護師による伴走
看護領域におけるスポットワークはまだ一般的ではありませんが、メリーは特に現場のニーズを反映し、看護師がスムーズに働けるよう支援します。受け入れ体制を整えるためのサポートを現役の看護師チームが行い、職場環境を改善します。
2. お試し勤務システム
面接だけではわからない医療機関と看護師の相性を「お試し勤務」を通じて確認できるため、就業前に職場とのフィット感を実感することが可能です。これにより、ミスマッチを減らし、看護師が安心して長期的に働ける環境を整えます。
3. シンプルな料金体制
初期費用や掲載料が不要で、看護師の時給の30%のみが手数料として発生します。これにより、従来の人材紹介の高コストを大幅に引き下げることができます。
導入事例と効果
すでに「メリー」を利用している医療機関からは、スポット勤務が人員不足を解消するだけでなく、業務の棚卸しや改善のきっかけを作り、定着率の向上にも寄与しているとの声が届いています。例えば、看護師不足で閉鎖されていた病棟がスポット勤務を取り入れることで再開した例や、夜勤体制を維持するための募集が即日充足された事例など、多くの成功が報告されています。
未来への展望
「メリー」は今後、全国展開を視野に入れ、すべての医療機関や介護施設へサービスを提供していく考えです。看護師が持続可能なキャリアを築けるよう、全力でサポートしてまいります。看護業務の質を保ちながら新たな働き方を提案し、看護現場に革新をもたらしていくことが期待されています。
今後も「メリー」がどのように看護師及び医療機関に貢献していくのか、注目が集まります。