徳島市議会、子育て支援による参加環境の整備を強化

徳島市議会では、子育てを支援する新たな取り組みとして、託児サービスの提供を始めました。このサービスは特にお子様連れの傍聴者や子育て中の議員を対象にしており、議会や委員会に参加する際に安心して利用できます。令和7年9月の定例会から本格的にスタートしたこの initiative は、近年の子育て世代の社会参加の重要性を認識した結果の一つです。

サービス開始の背景

近年、子育て世代が社会活動に参加する機会が制限されていることが問題視されています。特に議会活動は会議が長引くことが多く、子連れでの参加が難しいため、多くの人が心理的なハードルを感じています。それを解消するため、徳島市議会は議会の透明性を高め、より多くの市民の意見を議会に反映させるため、この託児サービスを導入しました。

医療や福祉での女性の社会進出のニーズに応え、共働き世帯が増える現代社会において、子育て世代が議会に参加できるための環境整備が急務とされています。この託児サービスは、特に市民の声をより直接的に議会に届けることを目指した取り組みです。

サービスの概要

この託児サービスは、徳島市議会が主催する会議中に利用できるもので、以下のような特徴があります。

- 利用対象者: 本会議または委員会の傍聴者、議員が対象
- 対象年齢: 生後0歳から小学校就学前のお子様
- 利用可能時間: 傍聴者は会議を傍聴している時間（10時から17時の間で3時間以内）、議員は会議に出席している時間
- 利用料: 傍聴者は無料、議員は自己負担
- 託児場所: 徳島市役所南館5階休養室

このサービスでは、プロの保育スタッフが安全で快適な環境でお子様をお預かりします。これにより、参加者はお子様の預け先を心配することなく、議会に集中できるようになります。さらに、授乳に特化したスペースも設置され、プライバシーに配慮した個室空間で、必要なときにいつでも利用できます。

徳島市議会の願い

徳島市議会のこの新しい取り組みは、子育て中の市民が議会活動に参加しやすくなることを目指しています。子育て世代が自身の意見を伝える機会を増やし、議会をより身近な存在として認識してもらうための重要な一歩です。

市民の皆様が参加しやすい議会を構築し、誰もが意見を交わせる場を確保するために、今後もこうした取り組みを進めていく所存です。託児サービスと授乳スペースの導入が、多くの市民にとって議会参加への後押しとなることを心より願っています。