共生する地域づくり
2026-02-07 17:16:44

多様な人びとが共生する地域づくりへの新しいアプローチ

多様な人びとが共生する地域づくりへの新しいアプローチ



2025年大阪・関西万博での発表を契機に、いのち会議が提唱する「103のアクション」は、一人ひとりの「いのち」を大切にすることを目指しています。その中で特に注目すべきは、高齢者や認知症を抱える人々の心に寄り添ったケアを実践する姿勢です。これは、ただ単にケアを提供するだけではなく、彼らが自らの役割を持ち、社会とつながることができる居場所を地域に広げることを目指しています。

認知症ケアの新たなモデルとその実践



特に顕著なのは、日本モンテッソーリケア協会による「モンテッソーリケア」と呼ばれるアプローチです。2021年にオープンした「柴原モカメゾン」では、高齢者が自己肯定感を持ちながら穏やかに暮らせる環境を作り出しています。この施設では、日常生活のアクティビティを通じて、高齢者ができることや好きなことを見つけ、それを「役割」として実践していくのです。

さらに、AI技術を用いて、顔の表情から意欲や不安の兆候を読み取る試みも進められています。これにより、ケアを提供する側がより的確に高齢者の心理状態を把握し、適切なアプローチを行うことが可能になります。このように、モンテッソーリケアは、ただ施設での管理型ケアに留まらず、個々の尊厳を重んじる新しいスタイルのケアとして、多くの共感を得ています。

緩和ケアへの新たなアプローチ



いのち会議は、これにとどまらず、古民家を改修した『暮らす看護ホスピスもかの家』という新たな緩和ケア施設を立ち上げました。ここでは、身体だけでなく、心や魂の痛みにも寄り添うケアを提供しています。柏木哲夫氏が提唱する「魂の痛み」の癒しは、ただのケアを超えた深い思いやりを必要とします。ホスピスでは、ペットを連れ込んだり、家族が一緒に過ごせる環境を大切にし、利用者が自己の人生を振り返りつつ、悔いない看護と看取りを実現しています。

未来に向けた継続的な取り組み



いのち会議は、2025年から2035年にかけて続く「アクションプラン」を策定し、地域の中核を担うリーダーを養成していくことを目指しています。また、国際資格を保持するケアワーカーの育成や、地域の実践事例の創出、さらには介護保険制度への自律支援型ケアの評価基準の導入に向けた政策提言も行う予定です。これらの計画を実現するため、学校教育へのカリキュラム導入も視野に入れています。

このように、いのち会議は多様な人びとの役割が共生する地域コミュニティの実現に向けて、広範囲な活動を展開しています。そして、個々の尊厳を重視したケアの哲学をもとに、日本社会全体の価値観をシフトさせることを目指しているのです。これからの時代における人間のあり方を見つめ直し、すべての人が「いのち」を大切にし合う社会の実現に向けて、あなたも一緒に考えてみませんか?

問い合わせ先


いのち会議事務局、宮﨑貴芳(特任助教)、伊藤武志(教授)までお気軽にお問い合わせください。


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会社情報

会社名
いのち会議 事務局
住所
大阪府吹田市山田丘2-8
電話番号
06-6105-6183

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