千葉県に新たな福祉の未来を築く専門学校が開校

2025年4月3日、千葉県佐倉市のユーカリが丘に新たに「ユーカリが丘国際福祉専門学校」が開校しました。この学校は、山万グループが展開する社会福祉法人ユーカリ優都会が主催しており、介護や保育の人材不足という社会的な課題解決を目指しています。

開校式典の様子

開校式典には、佐倉市の市長である西田三十五氏をはじめ、約200名の関係者が集まり、華やかな雰囲気の中で新しい学び舎の門出を祝いました。千葉県知事の熊谷俊人氏からのビデオメッセージも届き、その祝福の言葉が印象に残りました。式典では、伝統的な鏡開きが行われ、出席者全員が新たな教育機関のスタートを共に喜びました。

学校の施設見学会も併せて実施され、来賓たちは充実した学習環境や先進的な設備を直接見学しました。さらに、その後行われた懇親会では、福祉分野の未来を語り合う充実した時間が設けられました。

学校の理念と目的

「ユーカリが丘国際福祉専門学校」は、学んだことを実践できる「実学主義」と、社会貢献を重視した「奉仕の精神」を重視しています。これに基づき、専門的な知識や技術を通じて、地域社会及び国際社会に寄与する福祉人材の育成を目的としています。今後の超少子高齢社会において、介護や保育に関わる人材の育成は非常に重要ですので、この専門学校の役割が期待されています。

福祉分野への取り組み

山万グループは、介護分野だけでなく保育に関する問題も早くから取り組んでおり、1999年には駅前に保育所を開設しました。現在では、学童保育所を含む16の子育て支援施設を運営し、約700名の子供をお預かりしています。また、2025年7月には新しい特徴を持った「ユーカリしぜんのこほいくえん」の開園が予定されるなど、地域における家庭支援の拡充に努めています。

未来に向けたビジョン

山万グループは、ユーカリが丘での介護および子育て支援の充実に向け、多様な人材を受け入れ、育成を続けていく意向を示しています。この取り組みは、住みやすい街づくりにつながり、地域全体の発展にも寄与することでしょう。

「ユーカリが丘」という地域は、1971年から開発が始まり、現在も多くの人々が住むニュータウンとして知られています。自然と都市機能の調和を目指すこの地域での福祉専門学校の開校は、新たな可能性を切り開く一歩となるでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。