多摩川ホールディングス、未来に向けた持続可能な成長戦略を発表
多摩川ホールディングスの代表取締役社長である桝澤徹氏が、会社のビジョンと戦略について語りました。昨今の国際経済環境は、米国大統領令による追加関税の影響で不透明感が増していますが、同社はその影響を受けにくい分野に事業の焦点を当てています。
桝澤社長は、株式市場に「絶対」は存在しないものの、長期的な視野で安定した収益の確保と持続的な成長を目指した経営を続けていると説明しました。特に、多摩川電子という同社の中核事業は、官公庁や社会インフラ向けの製品開発・供給を主軸としており、地政学的な影響を受けにくい国内市場において強みを見せています。しかし、同時にベトナムなどのASEAN地域にも事業を展開し、さらなる成長を期待しているとのことです。
また、再生可能エネルギーの分野でも多摩川エナジーが注目されています。理論的内部収益率(IRR)が高いプロジェクトの検討を開始しており、エネルギー供給の安定性を追求するため、系統用蓄電池ビジネスへの本格参入を目指した専門チームを立ち上げています。この取り組みによって、エネルギーの需給バランスを最適化し、持続可能な社会の実現を目指すという意欲も示しました。
会社の未来を見据え、桝澤社長は次年度以降の収益基盤を強化し、企業価値の向上に努める方針を示しました。「環境」「エネルギー」「先端技術」といった成長分野について、時代の変化を的確に捉えながら挑戦を続ける意志が感じられます。
最後に、桝澤氏は「未来につながる価値」を創造するため、全力を尽くすと述べ、今後も変わらぬ支援をお願いするメッセージで締めくくりました。その姿勢からは、経営陣の強いリーダーシップと責任感が伝わってきます。多摩川ホールディングスのこれからの活躍や成長に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社多摩川ホールディングス
- 住所
- 東京都港区芝二丁目28番8号 芝二丁目ビル11階
- 電話番号
-
03-6435-6933