丸大食品、再生可能エネルギーの新たな一歩
総合食品メーカーの丸大食品株式会社が、持続可能な地球環境を実現するための新たな取り組みを進めています。大阪府高槻市に本社を置く同社は、食を通じて人と社会に貢献する企業を目指しており、その一環として、今春より自社の3工場において太陽光発電設備を新たに導入しました。
太陽光発電設備の導入
この新しいプロジェクトでは、オンサイトPPA(Power Purchase Agreement)を活用しています。これは、発電事業者と契約し、新たに設置した発電設備から得た再生可能エネルギー由来の電力を企業が購入する仕組みです。丸大食品が導入する3つの製造拠点における想定年間発電量は、合計2,241MWhに達する見込みです。これにより、年間約1,000トンのCO₂削減が期待されています。
さらに、丸大食品では既存の生産プロセスにおいても積極的な省エネ対策を講じています。ボイラーや冷凍機の高効率機器への更新や照明のLED化など、さまざまな取り組みを通じてCO₂排出量を減らす努力をしています。
地域に貢献する企業として
丸大食品は、地球環境や社会問題を人類共通の課題と位置づけています。「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい」という企業理念のもと、未来の子供たちのために社会や環境に対する配慮を常に考慮した事業活動を展開しています。これらの取り組みは、持続可能な社会の発展に寄与しています。
今後の展望
2025年には、さらに新規拠点として関東工場や静岡工場、唐津工場への太陽光発電設備の導入が予定されています。関東工場(栃木県)は678MWhの想定発電量、静岡工場(静岡県)は338MWh、唐津工場(佐賀県)は1,225MWhを見込んでいます。これらの新たな設備により、丸大食品はさらに環境に優しい製造プロセスを展開していくことでしょう。
結びつく未来への道
丸大食品の再生可能エネルギーの取り組みは、単なるコスト削減ではなく、未来への価値ある投資です。それぞれの取り組みが、企業の競争力を高めるだけでなく、持続可能な社会の実現にもつながります。今後の動向にもぜひ注目してください。