上智大学が「D&I AWARD 2025」の最高位に認定
上智大学(東京都千代田区)が、株式会社JobRainbowが実施する「D&I AWARD 2025」において、最高位の「ベストワークプレイス」に認定されました。この栄誉は、学校法人としては史上初かつ唯一の達成です。ダイバーシティスコアの評価基準で、本学は100点満点中90点を獲得しました。
D&I AWARDとは
「D&I AWARD」は、企業や団体がダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進に対する取り組みを評価するアワードです。「ベストワークプレイス」の認定は、国内外問わず高い水準でD&Iを推進している先進的な組織に贈られます。この認定を受けるためには、組織文化の醸成だけでなく、メンバー一人ひとりがその推進の担い手として積極的に活動し、D&Iの理念が組織のあらゆる活動に表れ、外部への良い影響を与えることが求められます。
上智大学のダイバーシティ推進の取り組み
上智大学は、2025年8月に「DEI&B(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン・ビロンギング)推進宣言」を公表し、その教育精神である「他者のために、他者とともに」を基にし、尊重し合い、能力を発揮できる社会の実現を目指しています。大学には、95の国・地域出身の外国籍学生が在籍し、さまざまな背景を持つ学生や教職員が共に学んでいる環境が整っています。
本学では、誰もが「ここに自分の居場所がある」と感じられる教育研究環境を提供するため、ダイバーシティ・サステナビリティ推進室を中心に、全学的な取り組みを進めています。具体的な施策としては、関連施策を集約した『上智大学DEI&Bハンドブック』の発行、学長や執行部を対象とした研修、教職員向けのワークショップを継続的に実施しています。これらは全て、ダイバーシティの重要性を認識し、全メンバーが活動を通じてそれを体現するための支援を目的としています。
さらに、全学を挙げて行われるイベント「ソフィア・ダイバーシティ・ウィーク」や、メンバー間の交流を促進する「ダイサストーク」なども行い、積極的に対話の場を設けております。これらの取り組みは、多様な意見や価値観を尊重し、より良いキャンパスづくりにつながると信じています。
今後も、自大学の特色を最大限に生かし、ダイバーシティが新たな価値を生むキャンパスづくりを推進していく所存です。これからの魅力ある大学を目指し、さらなる取り組みを進めてまいります。
以上を通じて、上智大学がいかにしてダイバーシティの推進に努め、素晴らしい環境を整えているか、その一端をご紹介できたことを嬉しく思います。これからのさらなる進展に期待が高まります。