航空機への小口投資が実現
近年の日本では、個人投資家が多様な投資先にアクセスできるようにするため、投資環境の整備が進められています。それに伴い、政府も『貯蓄から投資へ』というスローガンのもと、さまざまな施策を講じています。しかし、いまだ投資商品自体は限られた選択肢しか存在せず、多くの個人投資家は物足りなさを感じているのが現状です。
そんな中、FPG証券が新たに発表したのが、公募型の受益証券発行信託を活用した航空機小口化商品『F.bit航空機小口化商品第1号(譲渡制限付き・為替ヘッジなし)』です。この商品は、かつて機関投資家に限られていた航空機への投資を、個人にも開放する画期的なものです。
F.bit第1号の概要
この商品の最大の特長は、1口100万円から投資を始められる点です。F.bit第1号は、航空機を対象としたオペレーティング・リースビジネスの関連会社が運営しており、その運用は専門家によって厳格に管理されます。これにより、投資家はリスクを抑えながら高い利回りが期待できる環境が整えられています。
初年度の想定利回りは約6.0%と試算されており、少なくとも2年10ヶ月の運用期間中に安定したリターンが見込めるのも嬉しいポイントです。この商品は、株式会社FPGが航空機信託の委託者として運営し、受益証券発行信託の受託者としても同社が名を連ねています。
投資のプロセス
F.bit第1号は、航空機の選定からリース契約、さらには売却に至るプロセスまで一貫してFPGグループが手掛けるため、信頼性が高いのはもちろん、個々の投資家にとっても安心できる投資対象となります。具体的には、FPGが持つ豊富な経験や専門知識を生かし、最適な運用を行うことが可能です。
対象となる航空機は、厳しい基準で選定され、日本国内外の問い合わせ先として開放されています。また、対象商品の募集は2025年6月30日から始まり、7月18日まで続く予定で、投資に関心のある方は早めの申し込みが求められます。
小口化による新しい可能性
FPGが提唱する『F.bit』ブランドは、個人に価値ある資産をより身近に届けることを目指しています。与えられる意味は多岐にわたり、『金融(Finance)』『未来(Future)』『小口化(Fractional)』などが含まれており、投資の新しい形態を提案しています。これまでの大規模な資産への投資が難しかった個人にも、平等にチャンスが与えられます。
FPGは、2001年の創業以来、個人投資家のためのさまざまな投資商品を提供してきましたが、今回の航空機小口化商品はさらなる進化を遂げた一例です。今後も、FPGは『金融で未来を拓く』という理念のもと、投資に挑戦するすべての方に寄り添い、豊かな社会の実現に寄与することを目指しています。
この新たなプログラムへの参加を検討している方々には、FPGの公式サイトにて詳細情報を確認し、適切な投資判断を行っていただきたいと思います。