体験型水難事故防止講習が登場
夏が近づく中、全国各地で痛ましい水難事故が増加しています。特に中学生以下の子どもたちに関連する事故は、全体の66.7%を占めており、そのうち61.1%は河川で発生しています。この背景を受け、日本赤十字社東京都支部は、小学生や教員を対象とした水難事故防止のための着衣泳講習を実施します。
着衣泳講習の目的
この講習は、普段着のまま水に入った際の対処法を体験することを目的としています。実際に着衣を身につけ、どのように自分の安全を確保するかを学ぶことで、万が一の危険に備えます。通常の水着とは異なる環境での安全対策を身につけることで、子どもたちの命を守る重要な機会となります。
講習内容
講習は以下のように構成されています。
1. 教員対象着衣泳講習(7月2日)
- - 日時: 令和7年7月2日(水)14:00~15:30
- - 場所: 葛飾区立東金町小学校
- - 内容: 水着での水泳と街着の状態での違いを体験し、着衣のまま落水した際の呼吸確保法を学びます。さらに、救助が必要な場合の陸上からの救助法についても実習します。
2. 児童対象着衣泳講習(7月15日)
- - 日時: 令和7年7月15日(火)8:45~12:15
- - 場所: 豊島区立富士見台小学校
- - 内容: 教員対象と同様のトピックスを、2〜4年生・1〜2年生の各学年に分けて行います。子どもでも理解しやすい内容にアレンジされています。
3. 親子対象河川講習(7月19日)
- - 日時: 令和7年7月19日(土)10:40~13:00
- - 場所: 青梅市釜の淵公園
- - 内容: 親子での参加を促進し、川での水の流れやライフジャケットの重要性を学び、流される際の適切な姿勢や救助法を体験します。
取材や参加について
この講習は、参加者にとって無くてはならない安全対策を学ぶ場です。メディアの方々にはぜひ取材にお越しいただき、様々な方にこの重要な啓発をお伝えいただければと思います。取材を希望される方は、指定の申込書を記入の上、各講習の実施日2日前の12:00までにお申し込みください。
安全な夏を過ごすための必須の知識と技術を子どもたちに提供し、多くの人々が安心して水遊びを楽しめるようにしましょう。