最新のVBTデバイス「PERCH」がトレーニングを変える
S&C株式会社(本社:京都市)が発表した新しいトレーニングデバイス「PERCH」は、マサチューセッツ工科大学発の最先端技術を基に開発されたもので、特に注目されています。このデバイスは、従来のようにケーブルやセンサーを装着する必要がなく、3DビデオベースのVelocity-Based Training(VBT)を実現しています。
VBTの重要性とその効果
Velocity-Based Trainingは、ウエイトトレーニングをより効果的に行うための手法です。この手法では、挙上速度のリアルタイムモニタリングを行うことで、選手のその日のコンディションに最適な重量を選定し、無理な負荷をかけることを防ぎます。その結果、競技パフォーマンスを向上させる効果があります。
従来のVBTデバイスは、よくバーベルにつながれたケーブルや、選手自身に装着するセンサーが必要でした。しかし、PERCHでは運動をするバーベルや選手自身に何も装着せず、ラックの前で動くことで計測が完了します。これにより、選手はトレーニングに集中できる環境が整えられるのです。
PERCHの特長
1. 装着の手間ゼロ
PERCHは、バーベルやダンベル、選手への装着が不要です。これにより、選手たちはトレーニング前の準備で時間を費やすことなく、ウォームアップからトレーニングに自然に移行できます。
2. プログラム管理が簡単
コーチは、種目ごとに設定した速度ゾーンをクラウド上で選手に配信することが可能です。選手は、自身のスマートフォンやモニターでトレーニング内容を確認し、実施結果は自動で保存されます。
3. モチベーションの向上
リアルタイムでのフィードバックや結果の比較を通じて、選手は速度を基準にしたトレーニングに慣れ、モチベーションも高まります。さらに、日々のジャンプ計測により、各選手のコンディションを把握でき、パフォーマンス向上のための対策も立てやすくなります。
主な機能
- - リアルタイム指標: 平均速度・最大速度・推定パワーなどを即時表示。
- - オートレギュレーション: 指定したゾーンに基づいて、重量やレップ数を自動調整。
- - クラウド管理: 選手のプロフィールやセッション履歴を一元管理。
- - バーベルの軌道表示: カメラで認識したバーベルの動きも表示されます。
導入のステップ
1. ラックへの固定
2. タブレットを起動し、接続
3. 選手および種目の選択
4. トレーニング開始と即時フィードバック
5. クラウドでの結果保存
この簡単なステップで、大学や高校のトレーニングルーム、プロチーム、実業団の施設で手軽に活用できます。
導入と価格
具体的な価格や導入のプランについては、お問い合わせが必要です。デモやオンライン相談も受け付けており、興味のある方はお問い合わせ先にご連絡ください。
VBTのさらなる理解を深める
S&C株式会社はVBTの普及を2015年から推進しており、初心者向けにVBT入門ガイドブックを無料で提供しています。デバイスの導入を考えている方や、選手情報の共有を希望される方にとって非常に役立つリソースです。
会社情報
S&C株式会社は、トレーニングの効率化や競技力向上を目指し、VBT、タイム計測、ジャンプ解析などの最新技術を駆使したデバイスの販売と導入支援を行っています。公式ホームページでは、さらに詳細な情報やサービスが紹介されているので、ぜひ訪問してください。