レ ヴェルジェ ボワロンが新たなコーポレートアイデンティティを発表
フランスの冷凍フルーツピューレブランド「レ ヴェルジェ ボワロン」が、2024年10月より段階的にコーポレートアイデンティティの刷新を行うことを発表しました。これまで50年以上にわたり、日本にフランスの食文化を紹介し続けてきた日仏商事株式会社が展開するボワロンは、新たに掲げる企業理念をもとに、ブランドのイメージを一新します。
この刷新の背景には、ボワロンが「人と自然をつなぎ、喜びを分かち合うひと時を創り出したい」という想いがあります。これまでの企業理念「フルーツへの情熱を通じて、人と自然をつなぐ」に代わって、「私たちは、人々をつなぎ、命あるすべてのものを尊重するフルーティなガストロノミーを築いていきます。」という新たなスローガンを掲げます。この新しい理念は、ボワロンのフルーツソリューションが持つ卓越性を強調するためのものです。
新CIの特徴
新ロゴとデザイン
新しいロゴは、モダンで洗練された印象を持ちながら、オリジナルのデザインを引き継いでいます。自然な要素を取り入れた葉のデザインは、よりシンプルで軽やかに生まれ変わり、環境への配慮も示しています。また、家族経営の企業であるボワロンの誇りを表現するために、「boiron」の文字は以前よりも目立つようにデザインされています。これにより、信頼感と親しみやすさが感じられる印象を与えます。
新スローガン
スローガンに採用された「Cultivons l’excellence fruit(果実の卓越性を育もう)」は、ボワロンが提供する高品質なフルーツピューレに対するこだわりを体現しています。このフレーズは、消費者にボワロンのフルーツソリューションの優れた特長を伝える役割を果たします。
環境と社会への取り組み
ボワロンのCI刷新は、持続可能な開発への強い姿勢も表しています。新CIは、環境保護を重視し、社会貢献の活動も積極的に行なっています。具体的には、サステナブルなフルーツのサプライチェーンを構築し、農業や食品産業の進化を目指すCSRプログラム「Care for the future」を展開しています。
プログラムは以下の4つの柱から成ります:
1.
持続可能なフルーツサプライチェーンの構築
- 80%のサプライヤーとの長期的な取引
- 地元産の優先採用
2.
CO2排出量の削減
- 脱炭素化戦略の実施
- 水やエネルギーの節約プランの導入
3.
環境意識の高いガストロノミーの促進
- 食品安全と衛生管理の徹底
4.
社会的責任の強化
- 社員の意識啓発やモニタリングの実施
今後の展開
レ ヴェルジェ ボワロンは、2024年10月から新CIへの切り替えを実施し、現行のロゴと併用する期間を設ける予定です。この新たなブランドイメージは、ボワロンがフルーツピューレのハイエンドブランドとして世界中のガストロノミーのプロフェッショナルに信頼される存在であり続けるための第一歩となります。今後の展開にも期待が寄せられています。