理系院生の就活動向
2025-12-11 08:19:31

理系院生の就活トレンド:配属確約を求める声が高まる時代

理系院生の就活トレンド:配属確約を求める声の高まり



株式会社LabBaseは2027年3月卒業予定の理系大学院生666名を対象とした「就職活動に関する動向調査」を実施しました。その結果、今春の就職活動における理系院生の動向が明らかになりました。

1. 就活開始時期とその影響


調査の結果、約87.9%の学生は修士1年の6月までに就職活動を開始していることがわかりました。これは昨年の74%から約13ポイントの上昇を示しており、学生たちがサマーインターンシップの時期を見越して早期に情報収集を行っていることが伺えます。この早期からの行動は、今や一般的な傾向となっており、自身のキャリア形成に対する意識の向上が反映されています。

2. インターンシップ参加状況


インターンシップに参加する学生の割合は年々増加傾向にあり、特に5日間程度の実務型インターン参加率は60.6%に達しました。昨年よりも8.9ポイントの増加です。参加者の85.3%が「志望度が上がった」と回答しており、その理由には「社員の雰囲気が良かった」や「自分の専門性を活かせそうだ」といった意見が多く聞かれます。このことから、学生たちは実務体験を通じてより具体的なキャリアのイメージを持つようになっています。

3. 配属確約と職種別採用の必要性


配属先(職種・部署・地域)の確約を求める声は77.8%に上りました。年々この割合は増え続け、25卒では69%、26卒では74.7%というデータが示されています。学生たちは自身の専門性を活かす環境を求めており、希望する職種の選択肢が広がることを重視しています。企業には専門知識に基づいた職種別採用へのシフトが求められています。

4. 意思決定における若手社員の影響


企業へのエントリー決定において最も影響を与えた人物は、「企業の若手社員」で46.4%を占めることが分かりました。人事担当者や友人よりも若手社員との接点が重視されており、入社後の働くイメージを持つための重要な要素となっています。また、企業からのスカウトの理由として、自身の研究と事業内容の親和性を感じることが重要視されています。

5. まとめ


今回の調査から、理系大学院生の就職活動が活発であることや、特に職種別採用や配属確約へのニーズが高まっている様子が明らかになりました。今後もこの傾向は続くと予想され、企業は学生たちの志向に応じた柔軟な採用戦略が求められています。より詳細な調査レポートは無償で公開されており、理系採用活動の貴重な指針となるでしょう。

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