BUG Art Award 2024ファイナリスト展:新たな表現が織りなす多様な世界
株式会社リクルートホールディングスが運営する「BUG」にて、第2回BUG Art Awardのファイナリスト展が開催されます。
本展では、制作活動年数10年以下のアーティストを対象とした「BUG Art Award」の一次審査と二次審査を通過した6名のファイナリストによるグループ展が開催されます。各ファイナリストは、社会やジェンダー、テクノロジーなど、多岐にわたるテーマを独自の視点で表現した作品を発表します。
展覧会では、新井毬子氏のAI画像生成による新たな妖怪「Entity」の探求、岩瀬海氏のジェンダーやセクシュアリティをテーマにした彫刻作品、志村翔太氏の自転車を使った移動と投影技術を融合させた「モビル文学」シリーズ、城間雄一の絵画を通して描かれる人間関係のあり方、宮林妃奈子の「受け止めてくれる手」を表現した絵画、そして矢野憩啓氏の自身の属性や出会った物をテーマにした絵画作品と空間インスタレーションなどが展示されます。
各ファイナリストは、BUGの空間を使って展示・設営のシミュレーションを行いながら、最終的な展示プランを決定しました。応募総数265件から選ばれた6名のファイナリストによる、個性豊かな作品群をお見逃しなく。
展覧会概要
タイトル: 第2回BUG Art Award ファイナリスト展
ファイナリスト: (五十音順)
新井毬子
岩瀬海
志村翔太
城間雄一
宮林妃奈子
矢野憩啓
会期: 2024年9月25日(水) – 2024年10月20日(日)
11:00〜19:00
火曜休館
入場無料
主催: BUG
会場
BUG
〒100-6601 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1F
アクセス
JR東京駅八重洲南口から徒歩3分
東京メトロ京橋駅8番出口から徒歩5分
東京メトロ銀座一丁目駅1番出口から徒歩7分
お問い合わせ
https://recruit-holdings.co.jp/support/form/
ファイナリスト紹介
新井毬子 (Mariko ARAI)
1993年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。ぬいぐるみや人形のような装置を用いて、現代の人間における根源的な行為や欲求を探るようなインスタレーション作品を制作しています。
作品タイトル: 「Scapegoat」
メディア: メディアアート/彫刻/映像
岩瀬海 (Umi IWASE)
1998年三重県生まれ。秋田県在住。2023年秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科修了。ジェンダーやセクシュアリティを主なテーマに彫刻作品を制作し、社会から周縁化された人々への暴力について考えています。
作品タイトル: 「SRSシリーズ」
メディア: 彫刻
志村翔太 (Shota SHIMURA)
1993年生まれ。神奈川県川崎市出身。自転車を使った移動と投影技術を融合させた「モビル文学」シリーズの作品制作を行っています。
作品タイトル: 「モビル文学 東京ボーイズアンドガールズ」
メディア: メディアアート/映像/文学
城間雄一 (Yuichi SHIROMA)
1998年埼玉県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画第一研究室在籍。主に茨城県を拠点に活動。絵画という表現を通して、人と人を取り巻く様々な関係性のあり方を表現しています。
作品タイトル: 「ある座」
メディア: 絵画
宮林妃奈子 (Hinako MIYABAYASHI)
1997年北海道出身。東京都在住。2021年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。現在、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻在籍。「描くこと」「描かされること」の関係について、様々な素材や場との対話を重ねながら制作を行っています。
作品タイトル: 「あいだの手」
メディア: 絵画/ドローイング/インスタレーション
矢野憩啓 (Yasutaka YANO)
2000年生まれ。千葉出身。2023年多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻卒業。自身の付属する属性や身体、自身の出会った物を絵画に起こし、それらに関わる言語を単語帳というテキストフォーマットにて制作しています。
作品タイトル: 「see-through」
メディア: 絵画/ドローイング/インスタレーション
本展では、若手アーティストたちの新たな表現に挑戦する姿勢と、多様で刺激的な作品群をぜひご覧ください。