つくば市で自動運転バスが本格運行開始!
2026年10月2日、茨城県つくば市にて、自動運転バスの本格運行がスタートします。この運行は、つくば市、国立大学法人筑波大学、関東鉄道株式会社、KDDI株式会社、KDDIスマートモビリティ株式会社の5者による「つくば自動運転社会実装推進事業コンソーシアム」によって推進されており、地域交通の革新に向けた大きな一歩です。
1. 自動運転バスの概要
本プロジェクトでは、関東鉄道の筑波大学循環バス路線において自動運転バスが運行されます。この取り組みは、全国的に深刻なバス運転手の不足や地域公共交通の維持が問題視される中で、地域の移動手段を支えることを目的としています。運行ルートは、筑波大学周辺を中心に設定されており、運休日は土曜日、日曜日、祝日、年末年始となります。
運賃は190円から310円であり、特に小児や障害者には半額の割引があります。自動運転バスの最大速度は時速40kmで、定員は15名です。運行開始当初は、着席のみで運行される形になります。
2. デザインとコンセプト
自動運転バスのデザインは、2026年6月30日までに実施されたインターネット投票を経て「見つける街並み」に決定されました。このデザインは、「人と知の交わりが、まちを織る。」というコンセプトから生まれており、つくばの特徴的な風景や建物が小さな街並みの絵として描かれています。
この自動運転バスは、地域の景観に馴染むような優しいデザインで、多くの人に親しまれる存在を目指しています。デザイン制作者は、筑波大学の内山俊朗准教授と勝部里菜特任研究員です。
3. 自動運転プロジェクトの推進と運営
つくば市は、自動運転バスの運行に関する全体の企画や進捗管理を行います。一方、筑波大学は社会実装に向けた官民学連携を推進し、実証フィールドを提供します。関東鉄道は自動運転車両の運行を担当し、KDDIは遠隔監視や通信を提供します。
新設されるバス営業所、筑波大学車庫営業所は、筑波大学の敷地内に置かれ、運行拠点となります。これにより、自動運転バスの社会実装を加速させ、地域の交通の利便性を高めることが期待されています。
4. 自動運転技術と未来への展望
自動運転技術は年々進化しており、2027年度にはレベル4の自動運転が実現することを目指しています。このレベル4の実装に向けて、2025年度までには積極的に実証実験を行い、得られた知見を活用していく方針です。
本コンソーシアムは、自動運転バスの路線の拡大や増便なども検討しており、地域公共交通の持続可能性を高めるための取り組みを続けていく考えです。
5. まとめ
つくば市における自動運転バスの本格運行開始は、地域社会に新たな移動手段を提供すると同時に、持続可能な交通システムの構築に向けた重要なステップです。この先進的な取り組みは、他の地域への波及効果も期待されており、ますます注目が集まることでしょう。