高嶺小学校の新研究
2025-08-05 13:28:48

八王子市立高嶺小学校で非認知能力を育成する新たな試み

八王子市立高嶺小学校で非認知能力を育成する新たな試み



東京都八王子市に位置する高嶺小学校が、リーフラス株式会社が開発した非認知能力測定システム「みらぼ」を活用し、児童の非認知能力を高める教育実践を開始しました。この取り組みは、パナソニック教育財団の「2025年度(第51回)実践研究助成」に選ばれたもので、教育現場での非認知能力育成に期待が寄せられています。

非認知能力とは?



非認知能力は、単なる学力テストでは測れない「生きる力」や「人間力」とも呼ばれるもので、社会で成功するために不可欠なスキルとなっています。この能力が高いことで、学業成績や進学率、就職率、さらには年収やマイホームの取得にもポジティブな影響を与えることがわかっています。特に、しっかりとした非認知能力を持つ子どもたちは、社会で豊かに生きていく基盤が築かれるのです。学校教育においても、これらの能力が重視されており、非認知能力を育む取り組みはますます重要視されています。

「みらぼ」の機能と活用法



リーフラスが開発した「みらぼ」は、非認知能力を測定するための画期的なツールです。スポーツ心理学の専門家と共同で研究されたこのシステムにより、今まで曖昧だった非認知能力を数値化することが可能となりました。「挨拶や礼儀」「リーダーシップ」「協調性」「自己管理力」「課題解決力」の5つの能力カテゴリに分け、子どもたちの能力を測定することで、現在の状態を把握し、今後の成長のための指導方針を設定できるのです。

高嶺小学校の取り組み



高嶺小学校では、ICT機器を通じて非認知能力を育成する探究学習を実施します。社会科や総合的な学習の時間を利用して、児童が自ら設定した課題に対して情報を収集し、整理・分析、まとめ、発表を行うというプロセスを重視しています。これにより自然と主体性や協調性、そしてねばり強さなどの能力が培われていくのです。

教員のコメント



高嶺小学校の校長、松久保雅和先生は、非認知能力の向上が他の学力向上にも寄与することが証明されていると述べ、この取り組みを通じて教育現場の課題解決を図っていきたいと期待を寄せています。また、研究主任の具島洋太先生は、「みらぼ」の導入が教育現場に新たな光を与え、自ら課題を発見し解決していく力を児童に与えると確信しています。

引き続きサポートを提供



リーフラスは、今後も高嶺小学校の研究を支援し、非認知能力を高めるための活動を行う予定です。具体的には、令和8年2月までの間に「みらぼ」を用いた非認知能力測定を行い、12月と2月には再度実施して効果を検証します。成果は来年3月に公表される予定であり、児童たちがどのように成長していくか、多くの関心が寄せられています。

結論



今回の高嶺小学校での取り組みは、日本の教育現場における非認知能力育成の一環として重要な位置を占めています。リーフラスの「みらぼ」を利用することで、子どもたちが自らの能力に気づき、生きる力を育む手助けをすることが期待されており、未来の教育に新たな視点をもたらすでしょう。


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会社情報

会社名
リーフラス株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイス20階
電話番号
03-6451-1341

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