Zebras and Companyの取り組みがオックスフォード大学で評価
株式会社Zebras and Company(以下Z&C)は、英国のオックスフォード大学で展開されるインパクト投資プログラムの教育教材として自身の実践が取り上げられたことを発表しました。このケースシリーズは、世界中の学術界や実務の現場における重要な教材となることが期待されています。
ケースシリーズについて
今回掲載されたケースシリーズは、オックスフォード大学のサイード・ビジネス・スクールとスコール社会起業家センターと協力して製作されたもので、2026年2月から開始される「Oxford Impact Investing Programme」において使用されます。この教材は、日本におけるインパクト・エコノミーの10年にわたる取り組みを整理・分析し、他国への参照資料としても機能することを目指しています。
教材の構成
本ケースシリーズは、以下の章に分かれています。
1. 日本の歴史的・文化的背景
2. 日本が直面する厄介な問題
3. 意図的なリーダーシップの戦略
4. SIIFの戦略と実証的な知識構築
5. 実際のケーススタディ
6. 地政学的変化を踏まえた結論
このように多角的なアプローチで、日本におけるインパクト投資の実践モデルを可視化しています。特に、日本のインパクト・エコノミーは、少子高齢化や自然災害といった課題に対する解決策を模索している中での独自の歴史的背景や強靭性を活かしています。
Zebras and Companyの役割
Z&Cは、本ケースシリーズの中でいくつかの重要な役割を担っています。
1.
SIIFの初期投資先
Z&Cは社会変革推進財団(SIIF)の初期の投資先として取り上げられ、地域開発にも重要な貢献をしています。
2.
エコシステムの重要ステークホルダー
ゼブラ企業運動の一環として、日本のインパクトエコノミーの主要な構成要素として認識されています。
3.
翻訳者としての役割
経済産業省やベンチャーキャピタルでの経験を活かして、行政と起業家のコミュニケーションの橋渡しに貢献しています。
4.
政策との連動
地方創生や新しい資本主義に合致した政策形成にも関与し、全国規模での施策に貢献しています。
ゼブラ企業の特徴
「ゼブラ企業」という概念は、米国で生まれた独自の起業家モデルを指します。Z&Cによると、ゼブラ企業は次のような特徴を持っています。
- - 社会課題解決を目的とした事業成長
- - 多様なリソースを統合する経営姿勢
- - 包摂的かつ長期的な戦略
- - ビジョンの共有と行動の一貫性
日本でも、このモデルが推進され、国家戦略においても「ゼブラ企業の支援」が重要視されています。2023年度には新たにゼブラ企業の実証事業が開始され、日本各地での成長が期待されています。
Zebras Unite Tokyo
さらに、米国のゼブラ企業を提唱する起業家たちによるネットワーク「Zebras Unite」の東京チャプターも活動中であり、国際的な共同体としての役割も果たしています。こちらは世界中で2万人以上のメンバーを擁する大きなムーブメントとなっており、グローバルな連携が進んでいます。
さいごに
Zebras and Companyの実践が世界に認められることは、日本におけるインパクト投資の重要性を再確認する機会です。この取り組みを通じて、日本が直面する厄介な問題に対する解決策を他国と共有し、国際的な知見の形成に寄与することが期待されています。これにより、さらなる持続可能な社会実現に向けた道筋が開かれることでしょう。