日本のものづくりを象徴する日本酒「理 KOTOWARI」
2025年秋、長野県東御市にある日本酒専門店「坐kura」から、特別な日本酒「理 KOTOWARI」が発売されることが決定しました。この酒は、現役の刀匠である宮入法廣氏がその作刀哲学を凝縮した純米大吟醸酒です。予約受付が8月1日より開始され、限定300本のみの販売となります。
「理 KOTOWARI」の魅力
「理 KOTOWARI」は、信州・八重原の水田で自家栽培された高品質の酒米を100%使用した日本酒です。この地域は日本刀の名門である宮入家の刀鍛冶の里として知られ、そこに根ざしたものづくりの精神が感じられます。地元の老舗酒蔵である大信州酒造が手掛け、その製法は「全量袋絞り」「無加圧・無濾過原酒」といった非常に繊細かつ手間のかかるものです。この酒は味わいの研ぎ澄まされた美しさを持ち、宮入氏自身もその品質に感動するほどです。
刀匠・宮入法廣氏について
江戸時代から続く宮入家に生まれた宮入法廣氏は、刀鍛冶界の巨匠として知られています。39歳の若さで「無鑑査刀匠」の最高位に認定され、2010年には権威ある「正宗賞」を受賞。氏は、長野県東御市の八重原地区に鍛錬場を構えており、日本の宝とも言える刀の制作に情熱を注いでいます。この作品「理 KOTOWARI」には、彼のものづくり精神が色濃く反映されています。
大信州酒造と坐kuraの役割
また、この日本酒の背後には大信州酒造の存在も不可欠です。北アルプスの雪解け水を用いて、自然と調和した酒づくりを行うこの酒蔵は、「坐kura」にオリジナルブランドの醸造を託されています。「理 KOTOWARI」は、地域の風土と品格を反映した逸品として、多くの酒愛好家に愛されることを目指しています。
味わいの特徴
グラスに注ぐと、苺やライチ、ラムネを思わせる魅惑的なアロマが立ちのぼります。口に含むと、柔らかな甘みと米の旨味が層を成し、清涼感のある酸が全体を引き締めます。無濾過原酒ならではのクリアで立体的な味わいは、飲むごとに異なる表情を見せ、飲み手の心を掴んで離しません。静と動が共存するこの酒は、その名に恥じない「理」を静かに物語ります。
販売方法と特典情報
「理 KOTOWARI」は、オンラインでの抽選販売が予定されており、抽選応募券を購入した方にのみ購入リンクが送られます。さらに、当選者には豪華特典として、9月20日に開催されるお披露目会への招待も用意されています。このイベントでは、宮入法廣氏や大信州酒造社長との会食や、特別な日本酒と寿司のペアリングを楽しむことができる貴重な経験です。
まとめ
この「理 KOTOWARI」は、ただの酒ではなく、日本のものづくりの精神が凝縮された作品です。日本の伝統と情熱が込められたこの日本酒を、ぜひ手に取ってその味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。予約は8月1日から開始され、数量限定となりますのでお早めにご確認ください。