幻想的なプロジェクションマッピングで彩る松平郷天下泰平の竹あかりイベント

幻想の夜を演出する「松平郷天下泰平の竹あかり」

豊田市松平町で行われる「松平郷天下泰平の竹あかり」イベントが、今年も11月22日（土）と23日（日）に開催されます。これは、松平氏の故郷であり、令和5年の大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に始まったイベントで、今回で第4回目を迎えます。主催は、地元の関係者で構成された実行委員会で、地元と中京大学の学生たちが協力し、松平の歴史と魅力を発信しています。

竹あかりの魅力

今年のイベントでは、約1,200基の竹灯籠を使用して、松平東照宮や高月院の周辺を幻想的なライティングで彩ります。特に注目は、中京大学の学生たちが制作した独自デザインの竹灯籠や、一般の参加者による特別展示です。これにより、訪れる人々は竹灯籠を通じて、自らの手でアートを楽しむことができる体験が待っています。

プロジェクションマッピング

今年の新たな試みとして、高月院駐車場でのプロジェクションマッピングも実施されます。テーマは「とある池」で、昼間とは異なる幻想的な映像が夜空に浮かび上がります。来場者は、どのような世界が広がるのか、当日を楽しみにしながら訪れることでしょう。

竹灯籠制作体験

イベントでは、松平郷亭前に設けられた特設テントで、竹灯籠制作体験が行われます。中京大学の学生が講師となり、来場者が自分だけのオリジナル竹灯籠を制作することができます。これは、11月22日（土）と23日（日）の両日、午後1時から午後4時まで実施され、参加者は500円（税込）で参加できます。材料と道具は全て用意されているので、手ぶらで参加可能です。

地域協力と趣旨

このイベントの趣旨は、松平氏の初代である松平親氏公の「天下泰平の思い」や、徳川家康公が実現した「泰平の世」を現代に伝えることにあります。地域住民や学生、企業、行政が協力し、平和とつながりの灯りを松平郷から発信します。多世代の人々が集い、地域の魅力を再発見する機会となるこのイベントは、町や歴史を改めて感じる場でもあります。