四国水族館で開催中『バイオロギング展』の魅力とは？

四国水族館での新たな挑戦『バイオロギング展』

2025年7月12日から8月31日まで、香川県にある四国水族館では、特別企画展『バイオロギング展―海の生きものが撮る「ひみつ」の世界―』が開催されます。この展示では、海洋生物たちがどのように日常を過ごし、何を食べ、またどのような行動をとっているのかを知るための手法「バイオロギング」に焦点を当てます。

バイオロギングは、ウミガメやペンギンなどの生物に小型の機器を装着し、その行動を記録することで、彼らの生態を研究する手法です。今回の企画展では、これまで得られた数々の発見が映像やイラストを通じて紹介され、家族連れや子どもたちにも楽しんでもらえる内容となっています。

展示の内容と見どころ

展示の内容は多岐にわたり、バイオロギングの歴史や記録装置の進化、四国水族館で飼育されている動物たちとその親戚に関する情報がパネルや標本で紹介されます。例えば、カブトガニやエイ、ウミガメ、サメ、オオミズナギドリ、ペンギン、そしてイルカなど、様々な海の生物が登場します。

展示の大きな目玉は、バイオロギングによって収集されたデータがどのように生物の生態を明らかにしたのかを示す映像です。これにより、観覧者はまるで生き物の目線でその行動を追体験するような、臨場感あふれる体験をすることができます。特に、魚たちの見ている世界を知ることができるのは、この展示ならではの特別な体験です。

参加型クイズラリーの開催

また、展示期間中はクイズラリーも開催され、参加者は展示パネルにあるQRコードを読み込むことで、展覧会に関連するクイズに挑戦できます。全問正解した方には、オリジナルカードのプレゼントがあります。このカードには、QRコードが印刷されており、読み込むことで、より詳しい動画を視聴できる特典があります。

夏休みの自由研究にも最適

この展覧会は、大人から子供まで楽しめる内容となっているため、夏休みの自由研究としても最適です。生き物たちの多様性やその生態が、どのように科学的に解明されているのかを学ぶ絶好の機会となるでしょう。また、時期同じく販売される限定デザインの「魚朱印」は、バイオロギング展を記念したもので、300円で購入可能です。この朱印には、バイオロギングに使用した機器（ロガー）を装着したウミガメやペンギンのデザインが施されています。

水族館の概要

四国水族館は、2020年に宇多津町にオープンした新しい水族館で、約400種の生物をテーマにした「四国水景」を展示しています。水族館内では生き物の生態だけでなく、地域の文化や環境についても学ぶことができます。アクセスもJR宇多津駅から徒歩12分と便利で、多くの人々に利用されています。

この特別な『バイオロギング展』は、生き物たちの神秘的な世界を知る素晴らしい機会です。家族や友人と一緒に、彼らの視点から海の世界を覗いてみてはいかがでしょうか。四国水族館で、特別な夏を楽しんでください。