竹原市でのイノベーションを推進する「たけはらDX」成果発表会の様子
2023年3月16日、広島県竹原市でReGACY Innovation Group株式会社と一般社団法人ローカルイノベーション協会(LIA)によるアクセラレータープログラム「たけはらDX」の成果発表会が行われました。このプログラムは、地域企業や自治体がスタートアップと連携し、新たな事業の創出を目指すもので、すでに3期目に突入しています。
発表会には、竹原市や広島県の関係者、採択企業、メディアなどが参加し、令和7年度に選ばれた5社からの成果が披露されました。各企業は、竹原市および地元企業と協力し、2025年8月から続けてきた実証実験の結果や事業開発の進捗について説明しました。
「たけはらDX」とは
「たけはらDX」は、新規事業の生成を狙うスタートアップや起業家と地域の企業・自治体が連携することに重点を置いたプログラムです。ReGACYおよびLIAは、オープンイノベーションを駆使して地域の様々な課題に取り組み、新たな産業の創出を目指しています。
令和7年度では、「Deep Tech」と「Digital Tech」領域において、5社が採択され、自社の技術やサービスの実証と発展を行ってきました。
各企業の発表内容
1. 株式会社GCEインスティチュート
同社は環境熱を利用して電気を生成する技術を開発しています。竹原市内の酒造関連事業者と連携し、温度管理に関するIoTモニタリングの実証に成功しました。成果として、電源不要で長時間の稼働が実現される見込みが示されました。
2. 株式会社Thermalytica
超断熱素材「TIISA」を扱っているThermalyticaは、竹原市の製造業者と連携し、焼成炉や冷蔵倉庫などで同素材を使用し熱損失を低減する実証を行いました。これにより、省エネ効果の有効性が示されました。
3. 株式会社サンシキ
この企業は、牛のメタンガス削減に寄与するサプリメントを開発しています。竹原市では、海藻の陸上養殖に関する実証が進められ、持続可能な生産モデルの構築に取り組みました。
4. 株式会社2DC
同社は、モビリティ向けワイヤレス給電技術を開発しています。竹原市内での実証において、フォークリフトへの実装が成功し、運用課題の解決に向けた前進が確認されました。
5. 株式会社hacomono
この企業は無人ジムのキャッシュレス化を支援しています。「エデンの海ヒルズ」という無人民泊施設を運営開始し、観光需要の取り込みに向けた実証が行われています。地元の地域資源を活用し、観光誘致モデルの成立が期待されています。
今後の展望
竹原市、ReGACY、LIAは、今後も「たけはらDX」に基づくプログラムを継続し、観念的な産業集積の形成と新たな雇用の創出を目指しています。特定のイノベーションに基づく事業開発を推進し、持続可能な地域発の産業創出モデルの確立を目指すとしています。
参考リンク
これらの活動を通じて、竹原市は地域の活性化と新たなビジネスチャンスの創出に向けた取り組みを加速させています。未来に向けた挑戦の一環として、さまざまな企業との連携を強化し、持続可能な地域発展の基盤を築いていくことでしょう。