ECOMAXの実力が証明された!持続可能な燃料の未来
株式会社トクヤマとその子会社であるトクヤマ海陸運送が共同で開発した水素化マグネシウムを含む石油燃料添加剤「ECOMAX」。この新しい添加剤の性能が実証された試験結果が発表され、これにより燃料コストの削減や環境保護への貢献が期待されています。
燃費改善の試験結果
2024年9月から2025年2月にかけて実施された試験では、トクヤマ海陸運送が運用する国内船舶にECOMAXを添加したところ、過去の同航路データと比較して、燃料使用量が5.9%削減される結果が得られました。これは、重油の燃焼効率を向上させる水素化マグネシウムの特性によるものです。さらにこの燃焼効率の改善は、燃料費の節約という経済的なメリットだけでなく、排ガス中の有害物質の削減にもつながります。このように、ECOMAXは環境問題への新たな解決策となり得る製品です。
環境負荷低減に寄与するECOMAX
水素化マグネシウムを含むECOMAXは、燃焼室内部の汚れを取り除く効果もあり、これによりディーゼルエンジンに搭載される微粒子捕集フィルター(DPF)の再生周期を延ばすことが期待されています。結果的に、エンジンの性能を保持しつつ、メンテナンスコストの削減にも寄与します。
2024年11月からの販売開始
トクヤマグループは、株式会社Beingと協力し、ECOMAXの製品改良を進めており、2024年11月からは株式会社トクヤマソーダ販売を通じて本製品の販売を開始する予定です。物流業界のみならず、ボイラーやバーナーなどの熱利用を行う様々な産業への展開を図り、環境負荷軽減に貢献していきます。
ECOMAXの詳細と購入情報
ECOMAXは、18リットル缶や200リットルドラムといった荷姿で提供され、燃料容量の1/2000を添加する形で使用します。初回使用時は1/1000の比率での添加が推奨されています。これにより、簡単に導入できる点も大きな魅力です。
バリシップ2025に出展
さらに、トクヤマソーダ販売は2035年5月に愛媛県今治市で開催される「バリシップ2025」にECOMAXを出展することが決まっています。このイベントでは、業界関係者に向けてECOMAXの優れた特性を広く紹介する予定です。
トクヤマの歴史と信念
トクヤマは1918年に山口県で設立されて以来、化学製品や素材の分野で成長を遂げてきました。環境負荷の低減や持続可能な社会の実現に向けて、今後も新たな技術開発を進めていくことが期待されます。
このように、ECOMAXは燃費改善、環境負荷低減に寄与するだけでなく、トクヤマの持続可能な未来への挑戦の一環として位置付けられています。今後の展開にぜひ注目してください。