メドレーが新たに発表した薬局向けクラウドシステム「MEDIXS」
株式会社メドレー(東京都港区)は、薬局向けのクラウド型システム「MEDIXS(メディクス)」の新たなプロダクトラインを発表しました。本システムは、これまで調剤領域の周辺システムとして提供されていた「Pharms(ファームス)」を統合し、薬局経営をサポートする基幹システムへと進化を遂げました。新たに「MEDIXS レセコン」と「MEDIXS 在庫管理」が加わり、調剤薬局の業務効率化を目的とした包括的なソリューションとして期待されています。
MEDIXSの新たな一手
このシステムは、薬剤師の実際の声を反映させた開発を行っており、全国的に導入実績があります。特に、電子薬歴機能に加えて、レセコンと在庫管理システムを統合することで、顧客のニーズに応える形での業務効率化が図られています。これにより、薬局では利用コストの圧縮やスタッフの業務習熟度の向上が期待できるとのこと。
「MEDIXS」の特長は、柔軟な運用が可能であり、タイムリーなデータ連携が実現されている点です。オンライン資格確認などのシステムとのシームレスな連携が強みで、これにより業務の断絶を避け、スムーズな運営が可能になります。
新プロダクトの特徴
「MEDIXS レセコン」は、全国500店舗以上での試験導入が行われており、操作性や機能面での検証も進められています。場所を選ばずに利用できるため、業務の効率化に大いに寄与することが期待されています。また、「MEDIXS 在庫管理」では、AI技術を積極的に活用しており、高精度な自動発注機能や在庫状況のリアルタイム把握が可能です。これにより、調剤薬局全体の生産性向上が見込まれます。
特に注目なのは、AIによる自動発注機能で、これにより欠品リスクを効果的に軽減することができ、在庫管理の効率化が図れるでしょう。さらに、独自の在庫融通機能によって、グループ内での在庫調整も可能となり、全体の在庫効率が最大化されます。
「MEDIXSクラウド一体型提供開始キャンペーン」
更にメドレーでは、「MEDIXS」の導入に伴い、特別なキャンペーンも実施しています。「MEDIXSクラウド一体型提供開始キャンペーン」では、早期申し込みによる初期費用の割引が提供されるため、薬局側にとっても大きなメリットがあります。期間は2025年9月1日から上限に達し次第終了となりますので、検討中の方にとってチャンスと言えるでしょう。
今後の展望
今後は、今回拡充された「MEDIXS」のラインアップに加えて、AI機能のさらなる実装や経営分析プロダクトなども予定されています。また、株式会社メドレーは医療プラットフォーム事業を一新し、「MEDLEY AI CLOUD」として次世代医療プラットフォームの提供を目指しています。これにより、医療機関と患者・生活者との新たな接点を生み出し、更なるサービス向上を図る考えです。
薬局業界全体のDX推進に寄与する「MEDIXS」は、今後の医療の進化に欠かせない存在となるでしょう。薬剤師の業務負担を軽減し、医療の質の向上に貢献できるシステムとして、業界からの注目が集まっています。
詳細はメドレーの公式サイト(
MEDIXS)や、薬局向けの説明動画を通じて情報収集を進めることが可能です。