サウジアラビアのマンガプロダクションズ、AnimeJapanで世界へ日本の魅力を発信

サウジアラビアのマンガプロダクションズがAnimeJapan 2025に参加

2025年3月22日から25日まで東京ビッグサイトで開催されたAnimeJapan 2025で、サウジアラビアのマンガプロダクションズが中東諸国として初めて協賛企業として出展しました。このイベントは、世界最大級のアニメイベントとして知られ、多くのアニメファンや業界関係者が集まり、その中で中東のアニメ市場における新たな可能性が示されました。

ブースの魅力とサウジ文化の体験

私たちのブースでは、まるでサウジアラビアにいるような体験が提供され、特に「マジュリス」と呼ばれるサウジアラビアの応接間を再現しました。来場者はこの空間で、当社が手掛けるアニメやゲームのオリジナル作品に触れることができるとともに、豊かな文化を体験するチャンスも。特に人気を集めたのは、サウジの伝統的な衣装を着る体験や、アラビア書道で名前を書くサービスで、多くの方がこのユニークな体験を楽しみました。さらに、オリジナルグッズがもらえるスタンプラリーも大盛況でした。

CEOが語る「サウジニメーション」の未来

3月24日には、CEOのブカーリ・イサムが「アニメ新時代！日本×サウジが仕掛ける『サウジニメーション』の未来」と題してビジネスセミナーを開催しました。このセミナーでは、中東のアニメ市場が今後どう変化していくかについての講演が行われ、特にアニメ市場の規模が2024年の2.1兆円から2030年には6.3兆円まで拡大する見込みが共有されました。これは、世界的にも非常に多くのビジネスチャンスが広がっている市場であることを示しています。

「Made in Saudi with Japan」の理念

イサムは、なぜサウジアラビアが日本のアニメコンテンツを特に重視しているのか、「Made in Saudi with Japan」というモットーをもって強調しました。サウジアラビアでは、様々なアニメ関連イベントが急増しており、今後の展望として2025年には中東最大のエンターテインメントイベント「リヤドシーズン2025」が控えています。ここでの活動を通じて、さらに多くの日本のコンテンツが中東市場に浸透していくことを目指しています。

リヤドシーズンとは

リヤドシーズンは、サウジアラビア政府によって運営される大規模なエンターテインメントイベントで、毎年10月から3月にかけて開催されます。昨年度はおよそ1,200万人が来場しており、国際的にも注目を集めています。ここでも日本のコンテンツを展開し、アニメやゲームを通じて多くの人々に楽しんでもらいたいとの意向が示されました。

ビジネスデイでの新たな出会い

今年のAnimeJapanではビジネスデイにも参加し、多くの新たな出会いやネットワーキングの機会がありました。その中で、日本の企業とのパートナーシップを強化したり、新しい試みを実現するための機会を得られたことを嬉しく思っています。今後の展開に期待が寄せられています。

最後に

マンガプロダクションズは、アラブ地域で日本の魅力的なコンテンツを広めることに情熱を持って取り組んでいます。AnimeJapan 2025への出展を通じて、新たな市場開拓を進めると同時に、多文化交流の重要性を再認識する機会ともなりました。これからも、サウジアラビアから世界への魅力的なコンテンツ発信を続けていくことをお約束します。

詳しくは、マンガプロダクションズ公式サイトをご覧ください。