株式会社TENTが新たな私募債「じてんしゃ債」を発行
東京都目黒区に本社を置く株式会社TENTは、初の私募債「じてんしゃ債」を発行したことを発表しました。この債券の引受先として、複数の法人及び個人投資家が選ばれています。この動きは、同社が運営するレンタルモール「カウリル」内の電動アシスト自転車サブスクサービス「チャリル」の事業拡大を目的とした資金調達の一環です。
じてんしゃ債の詳細
じてんしゃ債は、2025年10月1日に発行され、最終償還期限は2027年9月30日となっています。具体的な発行金額は公表されていませんが、得られる資金は「カウリル」で運営する「チャリル」の事業の規模拡大に役立てられる予定です。この新しいファイナンスモデルの構築を通じて、株式会社TENTのさらなる成長戦略を遂行していくことを目指しています。
電動自転車サブスクリプション「チャリル」とは
「チャリル」は、電動アシスト自転車のサブスクリプション(つまり月額レンタル)サービスを提供しています。近年、自転車の価格が上昇している中、特に子どもを保育園や幼稚園に送り届けるために一時的に自転車が必要な方や、一括購入による家計の負担を避けたい方に好評です。
「チャリル」では、2種類のプランを用意しています。1つは、24ヶ月以上継続利用すると自転車をそのまま譲渡する「もらえるプラン」。もう1つは、利用が終わった際には自転車を返却しなければならない「かりるプラン」です。これにより、ユーザーは自分のライフスタイルに合った柔軟な利用が可能になります。
自転車はきちんと点検・整備されて提供されますし、万が一事故を起こした場合でも、無料の損害賠償保険が付いているため、利用者にとって非常に安心なサービスです。
株式会社TENTの成長戦略
株式会社TENTは、「流通革命に彩りを」というミッションを掲げ、事業成長とともに持続可能な循環型社会の実現に向けた取り組みも強化しています。今回の私募債発行は、その成長戦略の一環であり、今後も多様なほどサービスを通じて市場のニーズに応えていくことでしょう。
株式会社TENTについて
- - 名称:株式会社 TENT(テント)
- - 所在地:東京都目黒区上目黒3丁目6番18号 WIND NAKAMEGURO BLDG.7階
- - 代表取締役:松田 基臣
- - 設立:2017年7月
- - 事業内容:モノのサブクス及びレンタル関連サービスの運営、RFID在庫管理システムの開発・運営
- - 公式サイト:https://tent-inc.jp/
まとめ
今後の株式会社TENTの動向に期待が高まります。サステナブルな社会の実現と同時に、個々のライフスタイルに向き合ったサービス提供がどのように進化していくのか、その行方から目が離せません。