秋田県トラック協会のインドネシア視察
2024年問題を迎える日本の物流業界では、運転手不足が深刻な問題として浮上しています。この状況に対処すべく、公益社団法人秋田県トラック協会は、特定技能外国人ドライバーの育成に力を入れています。その一環として、2024年の労働時間規制強化を見据え、2月18日にインドネシア・西ジャワ州カラワンにある「LPK MOMOTARO NIHONGO GAKKOU」を公式に視察しました。
視察の背景
近年、日本の物流業界ではドライバーの高齢化が進み、将来の輸送力不足が懸念されています。単なる人材確保にとどまらず、「即戦力化」や「定着」、「日本語運用能力」の育成が求められています。このような状況の中、秋田県トラック協会は、海外におけるドライバー候補者育成の実態を把握するために、現地教育機関の視察を敢行しました。
主要な視察項目
視察の目的としては、以下のような点を確認しました:
- - 特定技能ドライバー候補者の日本語能力
- - 運送業界専門教育および職業倫理教育の内容
- - 交通法規と安全教育の実施状況
- - 来日前教育と来日後定着支援の連携状況
この視察は、物流業界が本格的に外国人ドライバーを活用するフェーズに突入していることを示しています。
LPK MOMOTARO NIHONGO GAKKOUの教育プログラム
「LPK MOMOTARO NIHONGO GAKKOU」では、日本語教育と物流・運送分野の専門教育を組み合わせた「自動車運送業分野特定技能1号取得プログラム」を提供しています。このプログラムには以下の内容が含まれています:
- - 実践的な日本語教育(N4相当以上を目指す)
- - 専門用語教育
- - 日本の交通法規・安全運転の理解
- - 職業倫理や規律教育
- - 生活適応や文化理解の研修
この教育機関は「戦力化を前提とした育成」を理念として掲げ、早期に現場に適応できる人材の育成を目指しています。
視察団の評価
視察に参加した秋田県トラック協会のメンバーからは以下のようなコメントが寄せられました。
- - 「日本語能力の高さと規律意識に驚いた」
- - 「単なる労働力ではなく、長期的な戦力と感じる」
- - 「安全教育が日本の基準で行われる点は特に評価したい」
今後の展望
特定技能外国人ドライバーの活用は今後ますます広がっていくと考えられています。株式会社MOMOTARO JAPANは受入企業とのマッチング、来日後の定着支援、業界特化型のフォローアップを通じて、日本の物流インフラを支える国際人材育成を推進していきます。
施設情報
LPK MOMOTARO NIHONGO GAKKOU
所在地:インドネシア、西ジャワ州カラワン
設立:2021年11月
公益社団法人 秋田県トラック協会
所在地:秋田県秋田市
会長:近藤哲泰
このように、秋田県トラック協会の取り組みは、物流業界の発展に向けた重要なステップとなっています。