不動産戦略の強化
2024-12-17 10:53:16

IFMインベスターズとISPTが合併し不動産戦略を強化

IFMインベスターズとISPTの合併概要



オーストラリアの大手不動産運用会社であるISPTが、世界的に著名なプライベートマーケット・マネジャーのIFMインベスターズとの合併を発表しました。この合併は、両社が共通の株主基盤を有し、オーストラリアの産業別年金基金によって所有されていることから、より一層のシナジー効果を期待されています。

合併の提案は、IFMインベスターズがISPTの株主との協議を経て行ったもので、8月にはISPT取締役会が承認し、12月には株主による決議投票が行われました。合併は「組織再編スキーム」に基づき、全ての承認が満たされた結果、2024年12月13日に発効しました。

合併の狙いと将来の展望



ISPTとIFMインベスターズの合併によって、両社の能力や経験が統合されることで、顧客に対する価値提供の幅が広がります。また、これにより両社の成長戦略が加速する見込みです。しかし、合併直後に顧客サービスや日常業務において大きな変化はなく、統合は段階的に進められます。

ISPTのCEOであるクリス・チャップル氏は、IFMインベスターズの不動産部門のグローバルヘッドに就任し、IFMの戦略チームにも加わります。チャップル氏は、30年以上の不動産業界の経験を持ち、ブラックストーンのオーストラリア不動産ポートフォリオ企業151 PropertyでのCEO経験もあります。

統合による新たな可能性



IFMインベスターズの会長であるキャス・ボウテル氏は、両社の統合により「IFMの能力や投資商品が強化され、何百万人もの働く人々の退職資金への対応が向上する」とコメントしています。長年にわたり信頼されてきたISPTの不動産投資のポートフォリオは、IFMの成長戦略において大きな役割を果たすと期待されています。

CEOのデイビッド・ニール氏も、「ISPTのサービスをIFMの投資戦略に取り入れることで、さらなる顧客価値を追求し、成長戦略を強力に推進していく」と述べています。これにより、お客様にさらなる付加価値を提供する体制が整うことになります。

持続可能性への取り組み



オーストラリアの複数の年金基金に支えられたIFMインベスターズは、25年以上前に設立され、安定した長期的なリターンを提供することを目的としています。2024年9月30日現在で、運用資産残高は2,217億豪ドルに達し、グローバルに事業を展開しています。

一方、ISPTもオーストラリア最大の非上場不動産運用会社のひとつで、210億豪ドルの運用資産を持つなど、今後も高い成長が期待されています。持続可能性を重視したポートフォリオ運営により、社会的な責任を果たしながら、顧客に価値を届ける姿勢は両社に共通しています。

まとめ



ISPTとIFMインベスターズの統合は、両社にとって新たな成長の舞台を提供し、顧客やパートナーにさらに質の高いサービスを提供する機会を生むことでしょう。今後の不動産セクターの市場環境の改善を活用することで、さらなる成果を上げることに期待が寄せられています。

理解を深めるために、詳しい情報はIFMインベスターズの公式サイトやISPTのウェブページで確認することをおすすめします。


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会社情報

会社名
IFMインベスターズ・ジャパン・ピーティーワイ・リミテッド
住所
東京都千代田区丸の内2-3-2郵船ビル 4階
電話番号
03-3216-7670

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