香川県の老舗包装資材メーカーが新ブランド「イケイケ紫」と「シャインテープ」登場

香川県善通寺市に本社を構える松浦産業株式会社は、今年で創業93年を迎え、包装資材業界のニッチトップメーカーとして知られています。自社の事業を進化させ、食品包装や農業分野への進出を図る中、同社は2025年5月1日に新製品を市場に投入することを発表しました。

新たに登場する製品は、野菜の結束に特化した「イケイケ紫」と、荷造りや梱包に活用できる「シャインテープレコード巻470m」という2つ。特に「イケイケ紫」は、ほうれん草や小松菜などの柔らかい野菜を扱うため、食品衛生法に適合した原料を使用し、機能性と美観を兼ね備えた製品です。そのデザインには暗めの紫色を採用し、野菜を美しく引き立たせるよう配慮されています。

また、シャインテープは、ポリエチレン平テープであり、20色の豊富なカラーバリエーションを持つのが特徴。従来の用途にとどまらず、手芸など新たなジャンルにも展開を目指しています。国内の大手文具通販サイトや農業関連の取り扱いも決定しており、その需要はますます高まっています。

松浦産業は、1945年にわら縄ロープ生産からスタートしましたが、1966年부터ポリプロピレンとポリエチレンの延伸ロープの製造を始め、本格的にプラスチック業界に進出しました。現在は、紙袋用取っ手のトップメーカーとして確固たる地位を築いています。

同社はこれまでに、多くのOEM商品を製造してきましたが、自社開発に力を入れ、環境に配慮したエコマーク商品や、機能性を持った製品のリリースへとシフトしています。近年は、自社開発によるオリジナル商品の「来るなら濃いピンクテープ」や、微生物の力によって分解される生分解性テープ「土、帰るテープ」が注目を集めています。

新製品の上市に際して、松浦産業の副社長である松浦英樹氏は、今後も脱プラスチックの流れや原料高騰に対処しつつ、国産品の需要に応えることを強調しました。彼は「私たちは幸せを運んでいる」とのビジョンのもと、一層の発展を目指し、持続可能な製品開発に取り組む姿勢を見せています。

新たな挑戦を展開する松浦産業の製品は、さらなる市場の拡大が期待されます。興味を持たれた方はぜひ、同社にお問い合わせください。

【製品に関するお問い合わせ先】
松浦産業株式会社
本社営業部TEL：0877-62-2555
東京営業部TEL：03-5445-1567

会社概要
会社名：松浦産業株式会社
創業：1932年4月25日
所在地：香川県善通寺市上吉田町270-1
資本金：8,000万円
従業員数：50名
事業内容：PP・PE延伸テープ及びロープ、紙袋用取っ手、成型品等
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