福島市の松陵中学校閉校イベントとキヤノンの支援
2025年3月に閉校を迎える福島市立松陵中学校では、特別な閉校イベントが開催され、地域の皆さんと学校の思い出を分かち合いました。その裏には、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)と福島キヤノンの長期的なサポートがありました。このイベントは、東日本大震災の復興支援活動「みんなの笑顔プロジェクト」の一環として行われ、地域の人々に笑顔と感動を提供しました。
背景とキヤノンの支援
福島市立松陵中学校は、生徒たちによる閉校プロジェクトを立ち上げ、SNSでアクリル板の募集中でした。これに対し、福島キヤノンが自社のアクリル板を提供し、社会貢献の一環として取り組みました。さらに、キヤノンMJは、写真の専門技術を生かし、撮影体験やプリントサービスの提供を通じて、イベントの準備を支援しました。これにより、地域の多くの人々が参加できる機会を創出しました。
閉校イベントの内容
2025年2月7日と8日の2日間、閉校イベントが盛況に開催され、61年間の学校の歴史を振り返るオリジナル年表が展示されました。この年表は、卒業アルバムや地域の皆さんから寄せられたメッセージをもとに制作されました。イベントでは、写真撮影専用のブースも設けられ、来校者は自らの思い出を形に残すことができ、「自分が育った場所での歴史を感じられて嬉しい」という声も多く寄せられました。
また、来場者にはキヤノンMJが制作した松陵中学校のオリジナルクリアファイルが配布され、来校者数は2日間で1000人を超えるという賑わいを見せました。
事前準備とサポートの流れ
キヤノンMJと福島キヤノンは、イベント当日に向けての事前準備も手厚くサポートしました。文化祭での写真撮影用機材の貸し出しから機材の操作説明まで、包括的に対応しました。また、地域の皆さんから集まった写真の現像や編集作業を行い、展示用の年表制作を進めました。生徒たちは自分たちの手で、思い出の詰まった写真を模造紙にまとめていきました。
さらに、イベント当日には生徒代表者によるスライドショーも上映され、参加者は一緒に松陵中学校の思い出を振り返ることができました。
「みんなの笑顔プロジェクト」とは
キヤノンMJグループは、2012年から「みんなの笑顔プロジェクト」を通じて、東日本大震災の被災地を支援しています。このプロジェクトは「写真を楽しもう」というコンセプトのもと、人々のコミュニケーションを促進し、特に子どもたちの心を育む活動を行っています。地域に根差したこの取り組みは、震災後も多くの人々に希望と笑顔をもたらし続けています。
お問い合わせ
このプロジェクトについて興味を持たれた方は、下記の連絡先からキヤノンMJや福島キヤノンまでお問い合わせください。福島市の素晴らしい歴史を共に振り返る機会を提供します。
- - キヤノンマーケティングジャパン株式会社 東北復興・創生推進室: 022-217-3204
- - 福島キヤノン株式会社 人事施設部 総務課: 024-593-2111