多様な社会問題に関心が集まる中、学生たちが主導するユニークなイベントが開催されることになりました。その名も「フェアトレードフットサル大会」。この大会は、フェアトレードとフェアプレーの精神をテーマにしています。
フェアトレードボール「ASPIRO」の存在
大会で使用されるボールは、フェアトレードブランド「ASPIRO」です。このブランドは、世界初の国際フェアトレード認証(FLO)を取得した商品で、ラテン語で『希望する』という意味を持ちます。世界中の若者たちが様々な困難に直面する中で、彼らの努力を支援するために名付けられました。
現在、サッカーボールの80%以上がパキスタンで手作りされており、安価な労働力として児童労働が問題視されています。しかし、フェアトレードの枠組みを通じて、製品が適正価格で取引されることで、地域の教育や福祉が改善される方向へと進んでいます。具体的には、ボール1個につき75円から175円の奨励金が支払いされ、これが教育資金や労働者の生活向上に寄与しています。現在、この認証を受けたボールは、世界14カ国で取り扱われています。
大会の詳細
この大会は、12月7日(日)の14:00から17:30まで、京都市伏見区のバンブグリーンパークで開催されます。参加条件は初心者でも歓迎されており、特に女性の参加を積極的に受け入れています。参加費は1200円となっており、各チームには優勝賞品としてフェアトレード商品が提供されます。
場所は、JR長岡京駅から徒歩約20分の所に位置し、参加希望者はウェブフォームから事前に申し込みをする必要があります。主催は同志社大学のフェアトレード推進サークル「Ticarette」で、協賛には一般社団法人「わかちあいプロジェクト」が名を連ねています。
フィールドを越えた意義
フットサルを通じて地域社会への貢献を考えながら、サッカーの楽しさを再認識できるこのイベント。選手たちには、ただプレーするだけでなく、フェアトレードの理念についても学び、考えるきっかけを与えることが期待されています。スポーツを愛する皆さん、ぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか。
詳細・申込みは
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